見出し画像

KADOKAWAがテンセントとの資本業務提携の発表を聞いて

今回は特に答えなどといったモノはないのだが、KADOKAWAが中国テンセントとの資本業務提携を発表したと報じられた件を語って見たい。

とはいえ、この件で経済の専門家などもどう見るか難しい話題であろうから、私の様な人間が何か語られることはない。だが、サブカル的な最近の流れを見ているとこの話題が関連付けられるため、触れておく。

まず、この発表から自分の頭で関連付けされた話題は幾つかあるが、真っ先に思い出したのが「龍が如く」シリーズの名越稔洋氏が中国の会社に引き抜かれるのではないかの噂と中国でのオンラインゲーム規制である。

この二つの話題にもテンセントが関わってくる。そして、KADOKAWAによる資本業務提携。これらは見ていると、点であったモノが線に繋がってくる気がする。一応、保険的にも再度語っておくが、これは私の勝手な解釈である。

今回の資本業務提携では、双方におけるIPの展開、相乗効果を狙ったwin-win関係も当然あるだろう。しかし、ある側面では双方の弱みとする部分の補いも見えてくる。
中国でのオンラインゲーム規制されれば新たな市場を欲することになる。また、KADOKAWAにしても中国でのアニメ配信は色んな背景から上手くいっていない部分がある。要するに双方、市場開発が上手くいってない側面がある。
しかし、この補いは場合によってはお互いのデメリットが相乗効果、アナジーとなってしまう可能性も考えられる。
これは日本のアニメが中国市場に受け入れられないのではなく、違った側面から配信停止などに至ることからも考えられる要素である。

あと、名越稔洋氏の噂で移籍先に名前が上がっているのはネットイースであるが、その噂の中ではここだけでなく、テンセントも日本の人材の取り込みをしている話もある。
今まではこの噂であった話は、この資本業務提携でかなり事実として見ていいいものになっただろう。

とにかく、何か明言こそ出来ないがここ最近の噂ベースに対して、判断材料としては今回の発表は一つの指針になる事は明白であり、今後の展開を注視するべき話題でもある。

また思うことは、別に中国がどうこうではないが、サブカルに置いても中国資本、アジア圏をターゲットとするか。また、ネット配信、特にGAFAといわれるような米国大手に付くかの二択の選択を迫られている気がする。
ここは特になろう系というか、異世界アニメが海外に浸透している点からも見えてくる部分である。

先日もディズニープラスで自社IPと違う、日本の新作アニメを独占すると発表があった。
ここに関してもディズニーブランドだけでは、ダメなのかといささか疑問はあった。何しろ、ブランドイメージが違いすぎるからだ。確かに他の配信サービスに取られたくない独占とは分かる。それだけではブランドイメージを変えるほどの理由にしては弱い気がする。
しかし、この独占とはライバルよりも新規参入へのけん制であれば、より強い意味を持ってくるのでは無いか。

こうも考えてしまうほどに、今回の件は自分が今まで腑に落ちなかった点を納得させられる話題であった。当然、私が思ったことを語っただけで、事実であるかは今後を見ていく必要がある。

読んで頂き、もし気に入って、サポートを頂ければ大変励みになります。 サポートして頂けると、晩ご飯に一品増えます。そして、私の血と肉となって記事に反映される。結果、新たなサポートを得る。そんな還元を目指しております。