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学級通信 振り返りジャーナルの活用①

 noteを見ていただきありがとうございます。小学校教員生活13年間で2400枚の学級通信を発行してきた経験を元に、主に学級通信に関することを発信しています。
 学級通信に関してのご意見や交流などぜひ繋がってくださいますようお願いします!

 僕が所属している令和時代の教員オンラインサークル「まほろば」のメンバーが「学級通信」についてさまざまな角度から記事を書いています。

 最近の記事を列挙していくと、 
わいぬさんの記事では、児童の良い行動、良い行いを教師が端的な「言葉」で価値づけることをスタートとし、そのような「言葉」がよりよい教室を作っていく土台になっていくこと。
ななにんさんの記事では、「響く言葉」を児童に届ける4つのポイントや実際の児童の日記を活用した授業と学級通信について。
ZAKさんの記事では、「気になる児童」へのアプローチをあえて「児童の具体」に振り切ってみること
について書かれています。

 「学級通信」一つとっても本当に色々な視点があり、6人がそれぞれの経験を踏まえて魂込めて記事を書いています。
 「学級通信」のみならず、教師の在り方についても考えを深めることができると思いますので、ぜひ、メンバーの記事をご一読いただけたら幸いです。


 さて、今回は、「まほろば」メンバーが書いた学級通信の至るところに登場する「振り返り」や「日記」。
 児童の考えや思いが具体的な言葉で表現されるツールですよね。
 僕も、授業の振り返りや日記など児童の考えや思いに触れる機会は作ってきましたが、そこまで力を入れていませんでした。
 しかし、新型コロナウイルスで突如休校になり、対話が制限されることが見込まれるのを察知した時に「振り返りジャーナル」というものに出会いました。
 人と対話できないなら、「自分」と対話をする力をよりつけていかなければ…と強く思ったのを今でも覚えています。

 結果、「振り返りジャーナル」に出会ってから3年実践を積み重ね、僕の学級経営の軸としている「学級通信」をさらにパワーアップさせてくれる実践となりました。 
 児童の考えや思いを受け取り、それを「共有」する役割を十二分に発揮してくれるのが「学級通信」だと確信しています。
 興味がある方はぜひ、手にとって読んでみてください。


 「振り返りジャーナル」とはなんぞや?という方もいると思うので、僕が出会ってから毎年のように学年団の先生方にオリエンテーションとして使った資料を載せておきます。雰囲気を掴んでいただけたら幸いです。

 「毎日」というのがポイントです。
実際のやり方については、また別の記事にしようと思いますが、とにかく「毎日」やり続けます。
 「振り返りジャーナル」では、教師が示したテーマに沿って、児童がそれぞれどう考えているのか、何を思っているのか…をメタ認知し、自分を俯瞰して文章として表現します。

 そして、その文章を「学級通信」で紹介するようにします。
同じ教室で同じ授業を受け同じ時間を過ごす人が同じテーマで文章を書く。
 想像に容易いように、もちろん同じ文章にはなりません。
それぞれ思うこと、考えることには違いがあり、それを認めていく。
 もちろん、授業や日頃の声掛けなどで、互いを認め合っていく大事さは伝えていきますが、それを加速させ、より深くするために、「学級通信」で「共有」をします。

 また、書籍のタイトルにもあるように「つながる」という点を大事にしています。
毎日学級の全児童に声をかけ、話すことができればよいのですが、なかなかできない日もありますよね。
 「話す」という表現が苦手な児童も、書くことで自分を表現する幅が広がり、「あの子がこんなことを思っていたんだな」と気づかされることも少なくありません。
 そのため、「振り返りジャーナル」を通して、文章上で「つながり」を生み、承認し、よりよい関係作りを構築する手助けともなってくれます。

 今までも述べていますが、「学級通信」は事実でしか語れません。
「振り返り」は紛れもない事実です。児童の「言葉」という事実を、常に主眼として置くことで、「今」目の前にいてくれる児童たちにどんな言葉を投げかけるのか、どんな価値づけをしていくのかを冷静に考えることができます。
 どうしても「〇〇に育ってほしい」「〇〇ができるようになってほしい」という一方通行的な教師の思いに、いい意味でストップをかけてくれるように思います。

 ぜひ、有事の際だけに振り返りを活用するのではなく、「毎日」のちょっとしたことにスポットを当てて振り返りを活用してみませんか?

 学級通信✖️振り返り

 当たり前のようにやってくる「毎日」に新たな視点を。

 児童がその日に感じたこと、考えたこと、「学級通信」で共有を。

 30人いれば30人の1日。

 今日も「あの子」の人生に触れている。だから僕には責任がある。だから頑張れる。

 ひろきさんの記事では、学校生活を「当たり前だけど、当たり前じゃない事実。」と表現されています。
 これも児童に関わる大人として、とっても大事なマインドだなあと思います。
 ぜひ、読んでみてください。心が温かくなります☺️


 最後までお読みいただきありがとうございました。
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