中小企業診断士とはどんな資格?難易度や仕事内容も
今まで中小企業診断士試験挑戦の様子などを記録してきましたが、そういえば診断士とはどんな資格なのかということをお伝えするのを忘れていました。
そこであらためて、簡単にまとめてみたいと思います。
中小企業診断士とはどんな資格?
日本で唯一の経営コンサルタント国家資格で、日本版MBAとも言われています。
一般社団法人 中小企業診断協会によると、中小企業診断士とは『中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。法律上の国家資格として、「中小企業支援法」第11条に基づき、経済産業大臣が登録します』となっています。
この中小企業診断士になるためには、まず1次試験の合格が必須となります。
その後2次試験に進むか養成課程の受講に進むかの選択が可能です。
2次試験合格後も口述試験、実務従事もしくは実務補習の修了が必要です。
養成課程を受講するには独立行政法人中小企業基盤整備機構中小企業大学校または登録養成機関に半年~数年通う必要があります。
中小企業診断士試験とは?
このように養成課程を受講できる機関が少ないことや長い時間がかかる、仕事を休んで通わなければならないこともあるといった理由から、2次試験を選ぶ人が多いのが現状のようです。
中小企業診断士1次試験
この中小企業診断士試験は、毎年8月にマークテスト方式の1次試験が行われます。
1次試験は、経済、経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理(オペレーション・マネジメント)、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策の7科目です。
7科目の合計が420点以上で合格ですが、1つでも40点未満の科目があると合格点を超えていても足切りという残酷さ。
科目合格制度もあるので、毎年数科目ずつの合格を目指す方もいます。※科目合格有効期限は翌々年までです。
中小企業診断士2次試験・口述試験
1次試験に合格すると2次試験は10月下旬です。
2次試験は記述式の事例Ⅰ~Ⅳの4科目で、1次試験同様に合計点数が60%以上なら合格です。
ただし、2次試験も40%未満の科目があると足切りとなります。
2次試験に合格すると12月中旬に口述試験が行われますが、こちらは毎年ほぼ全員が合格しています。
中小企業診断士の難易度・合格率とは?
中小企業診断士はどれくらい難しいのか、合格率を確認してみます。
1次試験合格率はその年によってバラツキがあり、17%の年もあれば40%を超える年もありました。
2次試験は、おおむね18%~19%で安定しています。
ただしこれらは各試験の合格率であって、中小企業診断士として合格できる割合は10%にも至らないという難易度です。
中小企業診断士とはどんな仕事?
中小企業診断士は合格しても独占業務が無い=持っていないとできない仕事がないのが現状です。
しかし、近年は国家資格を持った人にお願いしたいという企業も増えています。
さて、その仕事内容はというと主に経営コンサルトです。
中小企業の経営課題を解決するのが大きな仕事です。
他に補助金申請代行や公的なサポートに携わることもできます。
2022年の中小企業診断士2次試験は10月30日(日)です!
さて、そうこうしているうちに2次試験はもうすぐそこ!
私自身は1次試験に完敗しているため、残念ながら受験することはできません。
ですが、Twitterでいつもお世話になっている中でも2次試験勉強に励んでいる方々がたくさんいて、本当に全員合格して欲しいという思いしかありません。
ぜひ「先輩診断士」と呼ばせてください!
Twitterで応援企画をやられているのですが、こっそりnoteに書いてみました(笑)
皆さんの検討をお祈りいたします。
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