見出し画像

福丸小糸ちゃんへのファンレター2

はじめに

今日は11月11日。何の日かご存知だろうか。今日は「1」がいっぱいでめでたい日。そう某執事漫画の不死身主人公の誕生日である。そういえば、アイドルマスターシンデレラガールズの方に、その執事とお嬢様と同名の姉妹がいたな。そうだ、アイドルマスター...

そう、今日はアイドルマスターシャイニーカラーズ、283プロダクション所属アイドル福丸小糸ちゃんの誕生日である。本当におめでとうございます。283プロに入ってきてくれた当初から今日に至るまでのその歩みを見届けられたことを本当に嬉しく思います。

というわけで、せっかく小糸ちゃんの誕生日なので何かしらしたいと思い、今年も筆を執った次第である。絵は描けないが、文章なら多少は、ということで思いの丈を記すつもりであるが、コミュにも触れる。ネタバレ注意。限定カードのコミュも、小糸ちゃんの歩みの一部であるから、触れることとなるだろう。ご了承願いたい。

触れるであろうカードやコミュは以下。書いていないコミュも前提にした書き方をするかもしれないが、この1年で公開されたものを中心にしたいと思う。サポートカードにも重要な点はあるが、今回は除く。

-G.R.A.D.
-pSSR【ポシェットの中には】
-pSSR【おみくじ結びますか】
-pSR【はれのひ喫茶店】
-『さざなみはいつも凡庸な音がする』

なお、本記事はコミュ考察ではない。多分。小糸ちゃんのことにフォーカスして、私が思ったことを記すだけの記事である。思考の整理という一面がある。

この記事を書いているまさしく今、Landing Point編の実装があった。思えば去年も感謝祭の実装がこのくらいの時期だったと記憶している。今年もまた、小糸ちゃんの誕生日は彼女にとっての節目となっていると思う。まだ読んでいないため、本記事では触れない。落ち着いて読ませてもらうことにする。楽しみである。

昨年の記事とコンセプトは同じである。内容の重複は多めに見てほしい。小糸ちゃんの魅力は何度話しても足りない。昨年の記事は以下。

https://note.com/ttt14124/n/n7b24bf6ab9b3

※ちなみに某執事漫画とは『ハヤテのごとく!』のことです。綾崎ハヤテくん、お誕生日おめでとうございます。自分にとって大事な作品でありながらこんな触れ方ですが、許してください。多分毎年やります。この場を借りてお祝いさせていただきます。

小糸ちゃんについて

小糸ちゃんは私が担当させてもらっているアイドルであり、いつも元気をもらっている。そんな小糸ちゃんはどういう子なのか。

幼なじみ4人で結成したユニット「ノクチル」のメンバーである。彼女は非常に真面目にレッスンに取り組んでいる。一方で、自己評価は低いように見える。いつも周りの幼なじみ3人と自分を比較して、「自分だけ置いていかれないように」という不安を抱えながら、必死に努力をする。周りの幼なじみたちと同じくらいにうまくできるのが当たり前でないとならないから、「よゆー」だと半ば自分に言い聞かせて、誰にもその努力を見せたがらない。成功体験も少ないのか、うまくいくビジョンが見えず、思い悩むこともあった。

アイドルになってからは、やはり悩みながらも、Pとの対話を経て自分の努力を少しでも認められるようになった。結果を出さなければならないと考えるところは、その真面目さゆえか変わっていないようだが、結果がどうであっても、その過程は無駄にはならないという考え方があることを知った。その結果、徐々に結果も伴うようになり、アイドルとしての輝かしい世界に足を踏み入れることができた。そして、自分のように孤独を感じる誰かの居場所を作れるアイドルになるという目標を打ち出した。

WINGや【ポシェットの中には】など、初期のコミュからの紹介はこのようなところである。以下では、どうしてもコミュ中心になってしまうが、この1年で何かしら変化があったと言えそうなところに言及しつつ、小糸ちゃんの話をする。すべては筆者の主観に帰する。

「努力」について

WINGでは、人一倍努力を重ねる理由について触れられていた。上述の通り、幼なじみに置いていかれないように、肩を並べて歩けるようにするためである。しかし、その努力を見られることは好まない。そして、その点に関してGRADでは一悶着あった。

WING優勝後というべきか、外、すなわちファンを意識し始めてから、小糸ちゃんの努力の目的はアップデートされているのではないかと思われる。アイドルを始めた時点では、「幼なじみと一緒にいるため」ということであった。GRAD時点では、アイドルとして何の結果も出せておらず、応援するきっかけも魅力もないのではないか、と言っている。この時点までには、自分のなりたいアイドル像を意識することで、ファンやアイドルとしての成長のための努力という意味も加わっていることだろう。そのようなアイドルになるという「結果」を追い求めている。

しかし、その「過程」を見せるかどうかとなると話が違ってくるわけである。人と比べて全然できない自分を、ある意味では「隠す」ために努力をしているのに、それをさらけ出すということに苦痛を覚えたと考えられる。ファン目線から見ると、そういう姿も含めてアイドルのことが好きだし、小糸ちゃんが真面目な努力家であることもある程度知れ渡っているのかと思うので、悪くもなさそうだが、おそらくシャニPもそう考えて、今回のように小糸ちゃんの気持ちに反するという結果を招いてしまったのではないだろうか。

ある意味、完璧主義な側面もあるのかもしれない。また、完璧な自分でないと、また孤独になってしまう、という不安も大きいのかもしれない。小さい頃から染み付いた考え方だとしたら、なかなか拭い去るのは難しいだろうが、少しでもそういった不安が減るように事が運んでくれたら嬉しい限りである。283プロの他のアイドルたちと仲良くなれれば、そうなる日も遠くないと個人的には思っている。放クラの皆さんに全肯定してもらえれば。。そのような点も期待している。

しかし、やはり人に見せない努力を続けてできるところは本当に尊敬できるところであり、小糸ちゃんの魅力であることは間違いない。ついついだらけてしまう自分もぜひ見習いたいところである。

「目標」

【おみくじ結びますか】では、「目標」という言葉がキーワードになっていたと思う。少し異なるかもしれないが、『さざなみはいつも凡庸な音がする』やGRADでも、「次」や「何かのために」という言葉があった。小糸ちゃんは明確な未来が欲しいということであろう。アイドルを楽しんでおり、なりたいアイドル像という大きな目標もできたことから、今の生活が終わることを恐れているようにも見える。

結果を出すことにこだわるのも、そのような点と関連していると思う。実際そのような気持ちは非常によく分かる。遠い目標があり、そこに向かって一直線に進んでいるつもりでも、その実感が得られないと不安になるし、立ち止まりそうになるものである。もちろん、結果を求めることは全く悪いことではないが、それだけにとらわれてうまく動けなくなるよりはもっと自由に飛べるようになった方が良いと思う。

「目に見えている結果がほしい」と明確に述べている小糸ちゃんにとっては、【おみくじ結びますか】のように、一つ一つ小さな目標を立て、それをクリアすることで次のステージに進んでいるという実感を持つことが大事なのだと思う。だから、シャニPがそばについて、小糸ちゃんが目標を達成したことをこまめに自覚させてあげるというのはこれからも大事になってくるのかもしれない。いつか、自分だけでも、自分のやっていることが実ったと実感できるような日がくると嬉しい。
(少し違うかもしれないが、ここで想起されるのがU149の序盤のエピソード。仕事がなくレッスンばかりで不安がっていたアイドルたちの姿を見て、「あの子達は”今”仕事が必要なんじゃないか?」と考えて奔走したPの判断は素晴らしいものだったと思う。それと似たところがあると思った。)

あとは、目標のハードルが高いのかもしれない。【おみくじ結びますか】の中で、「気が付いたことがあっただけでこれが成長って言えるのか......」と口にしていたが、そういう考え方になると、自分の中での要求値が高くなるばかりだと思う。こういう点もあるので、やはりこまめに目標を達成したことを自覚できるようにするのは大事だと思う。

あとは、中学生モデルちゃんと考え方とか似てそうだから、仲良くなってくれ~~~!色んな人と関わって、考え方の幅とか世界を広げていけるといいな。。

なりたい自分と求められている自分

【おみくじ結びますか】では、小糸ちゃんは小中学生の着物のモデルとして選ばれたという知らせを受け、軽いショックを受けつつも、もらえた仕事だからということで受けることを承諾した。それに対して、シャニPは「求められる小糸でいることも大事かもしれない」「でも小糸がどうなりたいかが一番重要だと思う」と述べる。

シャニPのこの言葉は、小糸ちゃんの表情がそれ以上曇らないように、という配慮もあってのものなのかもしれない。だが、それ以上に、自分の希望をもっと前面に出していいということも伝えたかったのだと思う。人知れず努力を続けられる小糸ちゃんであるから、多少の嫌なことがあっても我慢してしまうようなところがあるのかもしれない。

なりたいアイドル像に近づくことを目標としているために、ファンに求められている自分でいようという意識は強いのかもしれない。何が求められているのか、ということを気にするあまり仕事を楽しむことができていないのだとしたら、それは悲しいことである。仕事が軌道に乗らないと選びようもないだろうが、それでもやはり、自分の気持ちを大事にして、楽しくアイドルをしてくれれば、Pもファンも嬉しいと思う。

【おみくじ結びますか】では、問題提起がなされたとは言えるが、解決には至っていない。目標を一つ一つ達成していく中で、自分がどうなりたいかを模索していこうということで終わった。LP告知の一言抜粋がこのテーマに関わるものであり、この点の掘り下げがなされるのかもしれない。

他人思いであること

小糸ちゃんは、ファンに求められている自分がどのようなものであるかを模索している旨に上で言及したが、それはすなわち他人思いゆえだと思う。そして、私は小糸ちゃんのそういうところが非常に好きである。

孤独を感じる人にとっての居場所を作る、という目標も、そういった人たちの気持ちがわかり、寄り添いたいという気持ちの現れだと思っている。

周りの人たちと自分を比較して、自分の方はあまりできていないと落ち込むことが多いのも、他人をよく見ているからであろう。良くも悪くも、非常によく人のことを気にしているのだと思う。
(余談だが、他事務所の私の担当である森久保乃々ちゃんも似たようなところがあると思う。迷惑をかけてしまわないかと不安がっているが、それは他人を思いやる優しさがあるからだと思われる。デレステの【ショコラバレンタイン】の親愛度セリフでは、「隅っこや一番後ろが好きな自分だからこそ、そこまで届けてくれると嬉しいことを知っている。一番後ろまで届けられるようなアイドルになれたら...」という旨のことを言っている。このような優しさを持った子が私は本当に好きである。)

小糸ちゃんは、いつも自分だけ何かが欠けていると思っていた。しかし、【おみくじ結びますか】では、自分の望むものが他人にはあるのに、自分には欠けていると思って悩んでいる人が自分だけでないということに気がつけた。一長一短、誰しも得手不得手はあるものだが、小糸ちゃんはそんな、言ってしまえば当たり前なことに、ここでようやくはっきり気づくことができた。視野が広がったという点で、重要な気付きだったと思う。隣の芝生は青いとも言うが、小糸ちゃんにとっては同業者がみんな自分よりすごいように見えているのかもしれない。その気持ちはすごく、痛いほどによく分かる。しかし、そこから抜け出す第一歩になったのではないだろうか。

印象的だったのは、その事実に今まで気づけなかったことにショックを受けているように見えたことである。このような場面では、「悩んでいるのは自分だけではない」ということに安心する人もいるのではないかと思うが、小糸ちゃんは「他の人も同じように悩んでいた」ということに考えが及ばなかった理由を考えている。ここにも、他人思いなところが垣間見えているのではないかと思う。自分よりまず他人に焦点を当てて考えているところが、小糸ちゃんらしいと感じた。

他人が羨む何かを自分も持っているということを小糸ちゃん自身もしっかり気づき、それを自分で見つけて自信を持てるようになってほしいと私は思う。本人が当たり前だと思っていることが、実は他人から見るとすごいことだったりする。ただ、それは本人にとっては当たり前でしかないので、そうは思えないことも多い。それが難しい点だと思うが、また何らかの気付きを通して、小糸ちゃんがより幸せになれるような考え方にシフトしていけるといいなと感じる。そして、他人に優しくするのと同等以上に自分にも優しくしてあげてほしいと思う。

自分語り

本節では筆者の自分語りをする。私の自己満足パートなので読まなくてもいいと思う。多分オタクの小糸ちゃんへの大きめな感情が記されることになると思う。

小糸ちゃんの担当になろうと思ったのは、正直はっきりと覚えているわけではないが、【ポシェットの中には】のコミュを読んだときだったような気がする。かなり共感してしまうところがあり、だからこそ小糸ちゃんの成長を見届けたいと感じた次第である。

ただ、小糸ちゃんのアイドルとしての歩みを見て、小糸ちゃんのことを知っていくうちに「共感」どころではなくなってきた。私自身の考え方や性格と、特にネガティブな方向で、重なることがかなり多いと感じるようになった。自分自身と重ねて見てしまうことも少なくない。もちろん、それが行き過ぎることによって生じる誤謬には陥らないように、細心の注意を払っているつもりである。

そして、だからこそ、一つ一つのエピソードから目が離せない。小糸ちゃんの思い悩んでいるときの気持ちは痛いほどに突き刺さるし、常に抱えているであろう劣等感もよく分かる。自信のなさも未来への不安も、自分自身を見ているように感じる。このあたりは、現代日本の競争社会に生きる人なら感じる人も多いのかもしれない。また、現実世界でも孤独を感じる人は多いはずである。小糸ちゃんのように、そういう人たちの気持ちを考えて寄り添ってくれるアイドルが自分は好きであるし、今だからこそより心に刺さるということはあるかもしれない。個人的に小糸ちゃんに救われている部分は非常に大きい。

自分はまだまだ全然できていないと小糸ちゃんが心配しているときでも、周りのメンバーからはできていると言われている場面がある (e.g., 感謝祭)。客観的に見て大丈夫でも、自分一人だとそう思えないことは多い。アドバイザーの存在は重要だろう。自分も思い詰めることがあるが、人から見てどうであるかを積極的に尋ねることと、自分を客観的に見ること、そしてやりすぎないことも大事なのかもしれない。私にも当てはまるというか、似たようなことを実際に言われたことがある。分かってはいるのだけれど、染み付いた考え方を変えるのはなかなか難しい。でも、少しでも自信を持てるようになるといいなと思う。

ここまでのことを踏まえて、私自身の心構えも書いておく。真面目さを見習って、きちんと努力をすること。チェックポイントを作り、一つ一つクリアしていくこと。少しでも自信を持ち、自分の良いところは認めること。大きな目標もあるが、それをしっかり見据えて進むこと。

これは本当に単なる自分語りだが、大学院生の私は今修士論文を書き進めており、更にその先でやりたい研究や目標もある。周りとの比較で落ち込んだこともあったし、それで手が動かなくて少し遅れているところもある。けれど、今は目の前に明確な目標があるのだから、今できることを頑張ってやりたい。小糸ちゃん担当として恥じないように努力し続けたい。

リアルイベントなどを軽く振り返る

そういえば、今年はソロアルバムの発売もあったし、2ndライブも3rdライブツアーもあった。色々あったので年内だったということが信じがたいくらいである。

ソロ曲、めっちゃ良い。意外な曲調なのと、内面に近いことを歌っていることから、最初は少し驚いた。しかし、すごく元気をもらえる曲である。小糸ちゃんにうってつけなのではないだろうか。

283フェスも非常に良かった。ソロもLWのA面も過去の曲も朗読劇も、バラエティもトークも良かった。田嶌さんに感謝の念しかない。Twitter企画のPヤバのPVも非常に良かった。ありがとう。

ノクチルにとって初ステージだったMUSIC DAWNから1年経ち、色々な事があったが、これからもその歩みを見届けたい。

おわりに

以上、思いの丈を記してきた。読み苦しいところもあったかと思うが、感じたことをそのまま書いているので多めに見てほしい。もし少しでも小糸ちゃんの魅力が伝わったのなら幸いである。書きながら思ったが、やっぱり全体的にエピソードが重ためである。ただ、小糸ちゃんの性格を考えるとさもありなんといったところではある。それでも、そんなふうに高い壁に何度もぶつかりながらも、着実に前に進んでいく姿に勇気をもらえているのである。

去年はMUSIC DAWNと感謝祭実装が誕生日前にあったが、今年は283フェスとLPと、今年も誕生日は小糸ちゃんにとって大きな節目となったのではないだろうか。

改めて。小糸ちゃん、お誕生日おめでとうございます。ファンとしてではなくPとしての視点からその歩みを見せてもらっているので、悩んで、苦しんでいるところも少し知っていますが、それでも、心を折らずに努力し続けられるところは本当にすごいと思います。自分も見習わなければいけません。他人思いで、優しい小糸ちゃんは、孤独に寄り添い、世界に希望を見せられるアイドルです。自分も救われています。これからもアイドルとしての歩みを見届けさせてください。

最後に。こんな自己満足記事を読んでくださった方がいたら、本当にありがとうございます。福丸小糸ちゃんを、シャニマスを、そしてアイドルマスターをこれからも何卒よろしくお願いいたします。

tejas

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?