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三木三奈さん

うむむ。アタクシ推しの三木三奈さん、落選。て、候補作は読んでないんですけど。落ちても読むぞー。早く単行本になんないかなぁ。今回で二回目? 三回目? 六回候補になったら、アガリでしたっけ。じゃ、まだ、あります。次回作、期待。

芥川賞受賞作には、だいたい四パターンがあるような気してます。
1、新風俗。
戦争とかアプレとか太陽族とか老人問題とかコンビニとか性風俗とか地震とか。かつてない新しい風俗を書いたもの。
2、新文体
ラップで書く。詩で書く。アバンギャルドに書く。全部和語で書く。など見たことない斬新な表現の冒険で書かれたもの。
3、新感性
龍とか春樹とかばななとか最近だとあひるの人とか。常識はずれの変人の感性で書かれたもの。(褒めてます)
4、私小説
一周回って、今新しい。
基本、端正な文章。

 芥川賞はとかくオモロない、難しい、て言われますが、まあ、いろんな意味で前衛ですから、一般人にはオモロないもんが多いかもです。でも、とにかくなにかしら新しい。これです。特に私としては3が重い。新しい感性で時代を切り取ったものを見たい。読みたい。
 前衛はやがて後衛になるんです。やがて人はピカソを受け入れる。やがて人はビートルズを受け入れる。やがて人は前衛を受け入れて、それが後衛・常識となっていく。そしてまた、前衛は生まれる。

 三木三奈さんは、私、新しいと思うんだけどなぁ。推してんだけどなぁ。3なんだけどなあ。
あと、まだ四回くらいチャンスあるんで、是非がんばっていただきたいものである。

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