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創作とほほ日記9

どっかで聞こえます。キャラクターにも元型あるぞお。その応用が、ドラクエとかのキャラ分けになってんだ。知ってるぞおって。
筋もパターン、キャラもパターンなら、小説は単なる組み合わせやないか、とかいう声も。まあ、そう思う人もいて当然ですし、その組み合わせだけが作者の創造だ言う人も実際いてます。

でも、そこまで私は割り切れません。

で、ここでキャラクターについて、も少し考えます。

小説のキャラクタータイプには二種類あるんですってね。一つは平板型(フラットキャラクター)、も一つは起伏型(ラウンドキャラクター)。なんかで読みました。

平板型(フラットキャラクター)は、気持ちに揺らぎがない、真っ直ぐなやつです。漱石の「坊ちゃん」です。
起伏型(ラウンドキャラクター)てのは、気持ちがあっち行ったりこっち行ったりするやつ。簡単に言えばクヨクヨするやつです。漱石の「三四郎」です。
主人公を坊ちゃんにするか三四郎にするかで、小説の作りは変わってきます。
私は三四郎を取りたい。
クヨクヨタイプです。
でも、登場人物全員がクヨクヨしてたら、話が進まない。
だから、脇は、基本は平板型を採用します。
ざっくりした色分けで言うと、
・謎なやつ
・天然なやつ
・腹黒なやつ
・男前なやつ
・いいかげんなやつ
・とにかく真面目なやつ
とかですかね。
その代わりに、主人公は思い切りクヨクヨさせます。
主人公があれこれ考えて、気持ちに変化が起きる。そのドラマが個人的に、わたし好きなんです。で、そんな話ばっか書いてます。

まあ、仕方ないんですけどね。波瀾万丈手に汗握るドラマとか、文明とはなんぞや進化とは人類はどこに行き着くのかとか、身も凍る恐怖の館とか、絶対不可能密室の殺人とか、大・恋・愛とか、そうしたお話も大好きです。読みもしますが、はっきり言って、自分では書けない。

大きい物語を描ける方は、本当にすごいですね。あとお仕事小説とか、さぞ取材が大変だと思います。

私、ちっちゃいやつです。
まあ、そんなもんです。


おまけ

主人公と言えば、ネットに「主人公は誰だ?」みたいなのがあって、なかなか興味深うございました。すぐ見つかると思います。
その記事には2例あって、一つは「アンパンマン」も一つは「ドラえもん」。それぞれの漫画の登場人物から主人公を選び、その理由を述べなさいって問いでした。興味ある方はググってください。

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