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【#013】我が家の予防接種プラン

 こんにちは、としです。もうすぐ息子が2ヶ月になり、予防接種を打ち始める時期です。コロナウイルスの流行に伴う外出自粛要請が出ている中で、2ヶ月の赤ちゃんを医療機関に連れて行くのは大丈夫かと心配になりますが、予定どおり連れて行くことにしました。

 色々と意見が異なるところだと思いますが、私がこうした判断に至った根拠をまとめてみます。同じような月齢の赤ちゃんを育てている家庭の参考になればと思います。

予防接種の標準的なスケジュール

 予防接種の標準的なスケジュールは、出産後に各自治体から配られると思いますが、「NPO法人VPDを知って、子どもを守ろうの会」が出しているイラストが見やすいと思います。

 これによると、現時点で定期接種(自治体が費用を負担)となっているワクチンは9種類。それに加えて、費用は自己負担ですが、任意接種としてロタウイルスやおたふく風邪などのワクチンもあります。
 *ロタウイルスは2020年10月から定期接種となります。

 予防接種が始まるのは生後2ヶ月からで、最初はかわいそうになるくらい、たくさんの注射を打たなければいけません。(回数が多い部分を抜粋)

 2ヶ月:B型肝炎①、ヒブ①、小児肺炎球菌①
 3ヶ月:B型肝炎②、ヒブ②、小児肺炎球菌②、4種混合①
 4ヶ月:ヒブ③、小児肺炎球菌③、4種混合②
 1 歳:ヒブ④、小児肺炎球菌④、4種混合④、水ぼうそう①、
     MR(麻しん・風しん)①

 また、現時点では女の子のみ対象ですが、小学校高学年になったらHPVワクチン(子宮頸がん)の定期接種もありますが、副反応の課題もあり色々な意見があるようです。娘が接種年齢になるまでに一定の結論が出ていればいいのですが・・・

コロナショック下での予防接種

 首都圏で外出自粛が叫ばれる中、クリニックに赤ちゃんを連れて行くことは大丈夫か、心配になります。
 こうした疑問に対して、日本小児科学会は以下のように説明しています。

新型コロナウイルス感染症を予防するための対策も重要ですが、極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避ける必要があります。今後も数か月単位での流行が想定され、その間に乳幼児健診や予防接種を回避するデメリットは大きいと考えられます。実施にあたっては、いつも以上の配慮が必要になりますが、保護者と実施者が協力し可能な限り予定通りに実施すべきと考えます。新型コロナウイルス感染症に関するQ&Aについて

 確かに、新型コロナウイルスの予防を防止することは重要ですが、そのため、予防接種までも数ヶ月遅らせることは、ワクチンで予防できる病気の感染リスクを高めると書かれています。なるほど!

 そのため、我が家では、
 ・クリニックが予防接種専用の時間を設けており、一般の外来患者との接触を回
  避できること
 ・公共交通機関を利用せず、車でクリニックに向かい、オムツ替えなども車の中
  で行うこと

 を確認した上で、予定通りに予防接種を実施することにしました。

複数ワクチンの同時接種

 赤ちゃんの予防接種について、最初の頃は同じ月に3、4本打たなければいけません。そこで、疑問に思えてくるのが、「赤ちゃんにワクチンの注射を何回も同時に打っても大丈夫なのか?」という疑問です。

 日本では、2本以上の予防接種を打つ場合は、医師が特に必要と認めた場合に行うことができるとされています。この点については、日本小児科学会は「ワクチンの同時接種は、日本の子どもたちをワクチンで予防できる病気 から守るために必要な医療行為であると考える」と明らかにしています。(出典はこちら

 その理由としては、以下の4点が挙げられています。

 1. 各ワクチンの接種率が向上する。 
 2. 子どもたちがワクチンで予防される疾患から早期に守られる。 
 3. 保護者の経済的、時間的負担が軽減する。
 4. 医療者の時間的負担が軽減する。

 我が家も、長女が赤ちゃんだった時は、同時接種で一気に終わらせました。それぞれの家庭の考えもあると思いますが、何度もクリニックに行かなくてもよかったので、一度に終わらせて良かったと思います。

 同時接種については、お医者さんのそれぞれの考えがあるようです。出来るだけ一度ですませた方が良いと考える先生もいれば、同時接種はしないという先生もいます。長女の時も、かかりつけの小児科は「一度に2本まで」というルールがあったので、予防接種だけは別のクリニックで行いました。

 ここまで読んで下さり、ありがとうございます。今までずっと家の中で過ごしていた赤ちゃんを、クリニックに連れて行って、注射を打つということは、親にとってとても緊張するものです。しかも、今年はコロナウイルス流行の中なので、なおさらです。しかし、予防接種は赤ちゃんを怖い病気から守るための大切な機会なので、しっかりと対策して無事に済ませたいと思います。

 

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