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【観戦記】豊田自動織機シャトルズ愛知VS清水建設江東ブルーシャークス

今回はリーグONE DIVISION3の豊田自動織機シャトルズ愛知(以下:シャトルズ)清水建設江東ブルーシャークス(以下:ブルーシャークス)の一戦をパロマ瑞穂ラグビー場で観戦してきました。

入場門前ではシャトルズから「トライ体験」ブースが設けられていました。クッションを持ったシャトルズの選手へ突進し、マットへジャンピングトライをする流れで子供から大人まで楽しんでおり、周りの人たちも笑顔で見ていました。(僕はやってませんが。。。)

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今回の試合は両チームの”12番”に注目しました。

シャトルズの12番は、ジョシュ・マタヴェシ選手です。あまりの体の大きさに、背番号を見るまでプロップの選手かと思いました。調べてみると、マタヴェシ選手は、2015年、2019年のワールドカップでフィジー代表として出場しており、通算キャップ数は24キャップ。体重も120kgあり、プロップと間違えるのも無理もない。しかし、プレーはキックを蹴ったりとバックスらしい働きをしており、見た目とのギャップも面白い選手でした。

ブルーシャークスの12番は、シアレ・ピウタウ選手です。この選手はトンガ代表として有名で、聞いたことある人も多いと思います。昨今のトンガ海底火山の噴火もあって、個人的には応援したい選手です。試合では、大外へ鋭いパスを展開したり、攻守に活躍していたと思われてます。ヘッドキャップには、トンガ代表のロゴにもある白鳩の模様も見えました。試合後には客席からトンガ国旗を掲げてアピールすると、気づいてくれて、手を合わせてくれて感謝していました。こういうオフの時の選手のファンサービスから好感を持ってしまいます。今後のトンガの復興を祈ります。

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さて、試合展開についてです。本当に緊迫したゲームでした。

前半は、お互いチャンスを作るも、阻止しての繰り返しで0-0で終えました。0-0で前半を終える事は僕自身では初めてなので、後半もドキドキでした。後半に入り、最初のトライはシャトルズでした。自陣から13番:ジョシュア・ケレビ選手の独走でトライを演出。さらに、PGも決めて10点を取ります。その後、ブルーシャークスの21番:原田健司選手の突破から、10番:オルビン・レジャー選手のトライ。15番:コンラッド・バンワイク選手のコンバージョンも決まり、10-7とする。そこからしばらくは拮抗していましたが、後半77分にブルーシャークスのコンラッド選手がトライを決めて逆転します。コンバージョンは外して12-10ですが、スタジアムはブルーシャークス勝利のムードでした。だがしかし、シャトルズがマイボールを保持し続け、最後は大外へ11番の齋藤選手がサヨナラトライ。コンバージョンも決まって、結果は、17-12でシャトルズの勝利。

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最後まで分からないドキドキした試合でした。僕も途中から前かがみになりながら試合に釘付けでした。DIVISION3とは思えない程の盛り上がりでした。これだけ素晴らしい試合をした2チームには勝ち負け関係なく、拍手を送りたくなります。

昨日はトヨタヴェルブリッツの試合が中止になり、WOWOWでSuper Rugby Pacificの試合を観戦していましたが、今日でラグビー見るならやっぱりスタジアムで観ないと、と再認識しました。

また次回の試合も楽しみに。!

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