見出し画像

2023.2月に読んだ本

チームトポロジーは、ソフトウェア開発チームの構成・チーム間のコラボレーションの組織設計モデル。本書ではアンチパターンを交えながら近代的な組織論をまとめている。
コンウェイの法則(システム設計は組織のコミュニケーション構造を真似たものとなる)を踏まえ、望ましいシステム設計の実現のためチームや組織構造を進化させようようという逆コンウェイ戦略の実現が主旨で、
文中より「チームトポロジーのゴールは、コラボレーションが必要な場所やタイミング、実行に集中してコミュニケーションを減らすべき場所やタイミングを、組織が適応しなら動的に見つけられるようなアプローチとメンタルルールを提供すること」とあるように、ソフトウェア開発チームの設計に関して4つのチームタイプと3つのインタラクションモードを言語化しパターン化している。

読み返す際には、全体の内容がまとまっているChapter 9からが良さそう。
また、チーム設計のためのテンプレートも用意されているので、自チームのデザインをするのに利用できそう。
https://github.com/TeamTopologies/Team-API-template
https://teamtopologies.com/infographic/getting-started-with-team-topologies-infographic-jp

生産性 = アウトプット得られた成果 ÷ インプット投入した資源
成長とは生産性が上がること

生産性を上げるには分子の最大化と分母の最小化が必要であり、達成する手段としてイノベーションとインプルーブメントがある。

また、成長とは生産性が上がることで、「仕事の生産性を上げ、目の前の仕事だけではなく今後の成長のための投資や新しいチャレンジも全て労働時間内でやりきれるようになるのがプロフェッショナル」という文章はそれはそうで、有限な時間の中で成果の出し方=労働の質を高めるための手段が具体で紹介されていて面白かった。

出した成果の絶対量ではなく、成果の出し方=労働の質 であり、
管理職の使命・仕事はチームの生産性向上のためにリーダーシップを発揮することである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?