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2023.1月に読んだ本

EMという定義や責任は組織に応じて異なるかと思うロールに対して、EMがやりそうなこと・持つべきマインドを包括的に扱っているガイドのような本。リファレンス的に使えそう。

本書の中で何度も取り上げられている重要な点は、マネージャー自身のアウトプットは、チームと影響を与えたチームのアウトプットであって、自作業の効率化やタスクをこなすことではないということ。

何年かぶりに再読した。

メンター役から、さまざまなランクの管理者を経て、経営幹部に至るまでエンジニアのキャリアパスをたどりながら必要なスキルセットの変化と濃度を認識することができる一冊。
それぞれのキャリアは独立しているわけではなく、延長線に存在するので、自身の環境や役割に変更があった際に再度読み返すことで納得感は変化するだろうと思った。

特に印象深い文章は、
「構造」そのものではなく「学習」を、「プロセス」そのものではなく「透明性」を。
構造とは、複雑な長期の仕事をいかに進めるかといった仕組みや筋書き。対象がソフトウェアだろうがチームだろうがプロセスであろうと同じ。優れたリーダーはチームの基本構造や人間関係を見定めて構造を練り、それをチームの長期目標の達成を促し、個々のメンバーに最高の結果を出せるやり方で肉付けできる。


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