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ボンデージ撮影⑥

前回の撮影から約3カ月後

カメラマン募集掲示板に見たことがある内容のメッセージを見つける
ハンドルネームは変わっているけれどKだと確信する

「以前に撮影させていただいた○○です
Kさんですよね?」

メールを送る

「そうです
Kで合ってますよ
あの時はありがとうございました」

前回と同じ条件で場所は私が一番多く撮影しているところ
駅前から少し離れた某携帯ショップの前で待つ

遠くからでも歩いてくる姿を確認できる
派手な服装ではないがロングの金髪
いかにもギャルだ


Kとは2回目なので前回とは違うことをやってみたいと思っていた
なので3時間の撮影にする
衣装は4着くらいを予定
そして拘束も多種多様に亘って行うつもりでいる

「じゃあ最初はこれ」

渡したのはスクール水着
普段はあまりしないが私服から着替えるところの撮影をする
正面や後ろ姿、ベッドの上で四つん這いになっているところなどを撮る

『さて、これからが本番』

赤い犬の首輪をつける
手枷と足枷は左右が一体になっているもの
そしてバイトギャグと呼ばれるバータイプの口枷

次は黒いロングスリーブのレオタード
首輪をつけたまま着替えてもらう
手枷と足枷をつけて拘束棒に繋ぐ
顔にはベルトがたくさんあるハーネスボールギャグ

真っ直ぐカメラを見てくれているおかげで
良い作品作りができる
Kともう一度撮影したかったのはこの理由が大きい


「鼻フックつけるけどいいよね?」

手足を拘束され口枷をつけられているKに聞いても返事も拒否もできるはずがない
されるがままの状態
そのまま数枚撮影する

手足の拘束を解く
脱衣所にある鏡の前に立たせ左右の足かせを繋ぎ両手は後ろで拘束する

「自分がどんな格好をしてるか
よく見てごらん」

時折伏し目がちになるが自分の姿を見ている
やっと恥ずかしいというような表情を捉えることができた
言葉に出さなくても表情や仕草で分かる

ひとしきり撮影してからベッドに座らせる
取り出したのは黒いパンスト
もちろん顔に被せる
鼻フックをつけたままでは効果的でないと思ったので
鼻フックを外してまたパンストを被せる


次は目と口が開いた豹柄の全身タイツ
頭の後ろから股間前部までのファスナーがついている
赤い首輪をまた嵌めてハーネスボールギャグもつける
そして黒いロープで上半身を縛る

そしてまた鏡の前に立たせる
KがK自身であることを確認できるのは開いた目の部分だけ
その開いた目で自分の姿を見ている

私が自分で作った状況だが、こういうシチュエーションにゾクゾクしてしまう
人が人でなくなるシチュエーション
人格を剥奪されて人形やモノ扱いされる

ゾクゾクしたいから、こういうことをしているわけで
そしてその瞬間を捉えるために撮影したしているわけで


その後はいつものように体操着とブルマに着替えてもらう
おもむろにキャリーケースからバイブレーターを取り出す

「これを咥えて」

撮影用に購入したもので実際に使用したことはない
Kなら使ってみても拒否しないだろうという確信はあった
それよりも…

シンプルなボールギャグと鼻フックを装着する
赤い首輪にはリードを繋いで引く

「こっちに歩いてきてごらん」

ペットプレイはもはや定番化している
何度やっても誰としても楽しい

近づいてきたところでズボンのファスナーを下ろし一物を出す
ボールギャグを外す
何も言わずともKは自分の口で咥える
その姿を撮影する


その時はそういう画が撮りたかっただけで
それ以上のことをする気はなかった

モデルさんとパートナーは違う

そういう思いはいつもあった
たくさん撮影してきたモデルさんたちに
パートナーの代わりを求めるようなことは一度もなかった

この女性(ひと)にパートナーになってもらいたい

と思えるようなモデルさんと出会っていたら
もしかしたら…