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「生きる意味」をくれた人 番外編    その2

僕は約束した。

「とにかく生きていてほしい」と言われたから。

絶対に「君より先には死なない!」と。


今の自堕落な生活では無理だ。


僕は中学の時に胃潰瘍で、高校の時に心臓病で、それぞれドクターストップで体育禁止になっている。

動きたい盛りに、すごいストレス。

当時は、ブルースリーから始まり、ジャッキー・チェンへと続く空前のカンフー
ブーム。
僕も憧れた。

僕は、日本人だけど、なぜか筋肉が付きやすい体質で、これは中学の部活で発見したんだけど、1人だけ胸筋がしっかりつく。

筋トレマニアになった。

身体は細くても中身は筋肉質という体型。
ロック少年は太く見えてはだめだから・・・。



体育禁止のストレスをひたすら筋トレをこっそりやることで紛らわした。

それを思い出した。


そして、彼女よりも長生きするために、長年使わなかった筋肉をよみがえらせようと。

中学生の時は腕相撲で負けたことがなかった。

握力は右が63kg 左が58kgあった。
体育の教師からも体力測定の時に「言い身体してるなあ」と褒められた。

さすがに体重をあの頃に戻すのは無理。

ロック少年の体重はせいぜい57kg。
今、そこまで減量したら、「栄養失調」の判定が下る。

何とか、健康体重に戻して、体脂肪率を下げる。筋肉量を増やす。

頑張ろう。

自分のためにはやりません。

つらいのは嫌い。

でも、人のためには頑張る。

そういう面倒な性格。

これで早死にしたら笑ってくださいな。

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