未来のない国・日本 少子化解消への道⑤10代の知恵を使え
人間の能力のピークは何才だろうか?
企業の求人を見ると「20代から30代活躍中!」と書いてあるから、「20代から30代」がピークだと思っているのだろう。
能力のピークには個人差がある。
僕のピークは、14~15才あたりだから。
自分で言うのもなんだけど「出来る男」だったと思う。
中2の秋に生徒会長になった。
なりたくてなったわけではなく、僕らの学年は僕を含めてやる気のない学年で、立候補者がいなかった。
それで、各クラスから候補者を推薦して、選挙を実施することになった。
僕のクラスから推薦されたのが僕だったというわけだ。
小学校でも児童会長だったので、「みんながやれというなら、仕方ないかあ・・・」くらいの感覚だったけど、当選してしまった。
問題はそのあと。
担任と役員の選出でもめて、大げんか。
そこで僕は、弱みを握っていた若手教員をスパイにして、職員会議で、「生徒に不利益な議題が出たら教えろ」と脅迫。
ついに「服装について厳しくしようという議題で、明日の午後職員会議が行われる」という情報を入手した。
すぐに、評議員長に「生徒集会の召集」を依頼し、翌朝朝一で「緊急生徒集会」を開催し、「生徒の服装規定の厳格化」について、生徒会独自で規則を決めてしまった。
決まったことは、あらかじめ用意しておいたのだが、すぐに学校中に張り出し、徹底を呼び掛けた。
実は、職員会議で古参の教員が「学生服の詰襟を外しているのは見苦しいから、必ず止めるように生徒指導をっ徹底しろ」「ワイシャツの第一ボタンを締めさせろ」という2点を職員会議で話し合う予定だったんだよ。
で、僕は先回りして、「公式行事などのほかは、詰襟は苦しくて勉強の集中力を欠くから外していて構わない」「ワイシャツも同じ理由で、第一ボタンのみ外して着用するのは認める」と決めてしまった訳だ。
担任(先生側の起案者)の悔しそうな顔と言ったらなかったな。
中学2年でも、大人相手にこのくらいの行動力があるということ。
まして僕は、小、中、高と無勉強で、高校ではだいぶ落ちぶれたが、中学までは、主要5科目で450点以下という記憶が1回くらいしかない。
高校入試は、県立高だったが、1問しか間違えなかった。
さすがに、高校では、勉強の仕方がわからないからやらなかっただけで、受験して合格した大学へ行っただけ。
それでも一般入試で、倍率30倍を超えていて、現役合格だから、今考えればすごいなあ。
おまけに、大学に失望し、ほとんど授業には出席せず、卒業までに勉強したのは、2時間だけ。
4年間必修科目の簿記の単位が取れなかったんだよな。
それで父に相談したら「2時間でわかる簿記」って本を送ってくれて、2時間だけ再試の前夜に勉強した。
それで何とか単位が取れて卒業できた。
社会人になってからは「ガリ勉」だったけどね。
でも今振り返っても、14才が人生のピークかなあ。
あのころ、いろいろなチャンスがあれば、もっと成功した人生だったと思う。
だから企業もね、受験で疲れ切った一流大卒の20代~30代を雇うより、フレッシュな14才に助言をもらった方が良いのでは?
十分に大人だよ。
もっとも、年齢にこだわって採用をしているような企業は、これから悲惨な末路だと思うけどね。
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