バセドウ病備忘録vol.2

成人式が終わり体調に変化を感じた1月終わり
明らかに顔から覇気が無くなっていた
覇気どころか生気もない

とにかく疲れるのだ

駅まで徒歩10分ぐらいなのだが
途中座って休まないと歩けない
10分の道のりが30分になるのだ
電車の中でも立ってるのがツラい

幸いコロナの影響で通勤電車は空いていた
座れることもあるので少し休む事ができた
申し訳ないが優先席でも空いていたら座った

ただこの時ばかりは健康に見えるこのワガママボディを恨んだ
そう。そこに座ってるのは紛れもない健康体に見える金髪コワモテおじさんなのだ
目に見える外傷ではないから他の人から見れば「席を譲れ」なのである

少し時を戻すが成人式が終わり時間に余裕ができて病院に行くことになった
近所の神経内科だ
手の震えで検索するとそこがヒットしたからだ
症状を伝え診てもらう
MRIだっけ?あの頭を診るやつもやった
出てきた薬は手の震えが収まる為にと脈拍の安定する薬だった(名前は覚えてない)
1〜2週だったかな?
飲んでても効果が出ないのでまた行った
そしたら今度はその薬とさらに「心が落ち着く薬」と言って別の錠剤も増えた
調べてみたら鬱っぽい人に出す薬らしい

(俺は鬱なのか?)

その時はそう思った。ただ一向に症状は改善されず手の震えと疲れが日々増していった。

そうして1月が過ぎていく
この時から徐々にお客様に指摘されるようになった

「顔色悪いね」「ちょっと痩せた?」「疲れてる?」

など心配をさせてしまっていた。
確かにその頃食欲も失せていた
後日談ではあるが手の震えもこの頃かなり出ててお客様も気付いていたみたいだ

そして2月決定的な事が日々起こってきた

担当するお客様(僕は全部指名のみ)全員に

「痩せた?」

と言われるのだ。全員である。
中には気を遣ってアシスタントに聞かれる方もいた
(直接は失礼だと気を遣ってくれたらしい)

いよいよやばい

大変な病気だと早期発見がいいと思いその時行ってた病院で血液検査をする事にした

ホルモン値もオプションでつけてもらうようにとアドバイスを受けそれをそのまま伝える

この時のアドバイスは甲状腺を疑うものからだ
実はそれなりに詳しい医療関係者に症状を伝えたらすぐさまそのように指示をもらったのである

血液検査、エコーをして1週間後血液検査の結果発表。
実はエコーの段階ではその医者は見抜けなかった。
甲状腺が少し大きいかな程度でまぁ大丈夫でしょうと。

ドキドキな検査結果発表


「ホルモンの値がちょっと異常なので今すぐ大きい病院行ってください」
「多分バセドウ病でしょう」

えっ?ちょ、待って、えっ?
前回大丈夫的な事言ってなかった?
あれ?うそ?
多分?確証ないの?
軽く頭の中パニックになりながら紹介状を待合で待つ
サラッと言ってたけどお前それだけ?
お医者様ですから偉いんでしょうけどそりゃないぜ。

そんな感情を抱えながら3月に病院を変えた

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