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僕が競泳のコーチをしていてすごく大切にしていること!
それは、『15mの底力』

これは何かというと、『スタート後15mの速さとターン後15mの速さ』

仮に50mを30秒で泳ぐ選手同士の泳ぎをきちんと分析。
まず、ラップタイムをきちんととってみる。
50m長水路なら
15m/10m/10m/10m/5m
でラップタイムを計測

50m短水路なら
15m/10m/15m/10m
でラップタイムを計測

ここで見えてくるものは何か?というと

15mの通過タイムは、
・スタート&ターンのうまさ
・浮き上がりのキックの速さ
・浮き上がりのタイミングのうまさ

などなど

10mの通過タイムが意味するもの
・泳ぎの質

ざっくり説明すると、
10mを6秒で泳ぐ選手は、6秒×5(泳ぐ距離が50mなので)
この場合、30秒前後で泳ぐそれ相応の泳ぎができている。一方、10mを7秒で泳ぐ選手は、7秒×5(泳ぐ距離が50mなので)
この場合、
35秒前後の泳ぎをしているので、極端に浮き上がり15mの
テクニックが高いと判断できる。

これを踏まえて200m種目を分析すると
長水路でを考えると浮き上がり15mは4回。
実際に泳ぐ距離といえば15m潜った場合140m
短水路でを考えると浮き上がり15mは8回。
実際に泳ぐ距離といえば15m潜った場合80m

同じぐらいのタイムの選手が競った場合、
10mの通過タイムは然程大きな差は生まれにくい。

しかし、15mの差はものすごく個人差が生まれる。

ここにコーチはきちんと気づく必要があると思う。

飛び込みやターン、キックの強化をする理由がここに!!!

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