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台湾の話

今回はちょっと真面目な話です。


たまに知らない方がいらっしゃいますが、私はTwitterに書いてあった通り、生まれ育ちも台湾です。日本語は高校一年生のときから勉強し始めて、今年で7年目となります。私は、もちろん日本が好きですが、日本よりも台湾のことが好きです。自分が長く住んでいたところだから、好きじゃないわけがありません。

まあ、一部の台湾の人は、台湾のことに対してあまり好きではないのはよく知っている。たとえば物件が高いとか、政治の状況なかなかやばいとか、給料低いとか、変なことが毎日あるとか。そういうことはいつも台湾のニュース番組から流れており、さすがにこれは毎日聞くと、嫌になるのも仕方ないことです。そして何より中国の景気が良いニュースも毎日あるので、それで台湾に対するコンプレックスが強い、という人も多いのはずです。私も大学に入った初期まで台湾のことあまり好きじゃなかったのです。

でも日本からのお友達と一緒に台湾を歩いてみたら、台湾の良さをだんだんわかってきました。それで台湾のことを好きになり、もっともっと日本の方々に来てもらいたいと強い意志を持って、MIKU EXPO 2019 台湾に関する記事がたくさん書いていました。結果としては良かったと思う。

ですが、個人的な話をすると、今Miku With You 2019 中国ツアーの記事を書いてみて、自分はもしかして自分の行動原理を違反しているのでは?という違和感が最初にあったのです。比較するつもりはありませんが、ぶっちゃけ「みんな台湾のこと来なくなったらどうしよう」と心配するのであった(これも台湾人特有のコンプレックスね)。台湾は中国やアメリカ、ヨーロッパみたいに毎年初音ミクのイベントがあるようなところではないので、観光地としては大丈夫かな、とちょっと心配していた。(でもまあ、その後行動原理は友達を助けたいということを改めて実感したのであった。)

それでたまに、台湾の良さが何なんだろう、と悩むときがあります。「台湾は別の国よりも小さいのにどうしてわざわざ台湾へ来るの?」と思ってしまいます。私は今ホテルのフロント係をやっています。だからよくお客様に「なぜ台湾を選びましたか」と聞きます。それでよくいただく返答は「食べ物が美味しい」とか、「九份の景色がいいから」とか、「日本から近いから」などがあります。それに対してすごく嬉しく思います。実際リピーター様も少なくはありません。

その中に、「台湾の人は優しいから」と、お客様から必ずそう言われます。
私はそれで気づきました。台湾は、やはり優しい人が多かった。それは私ではなく、この国に住んでいる多くの人は優しかったです。言葉が通じなくても、自ら迷っている外国人を助けることもよくあります。それは台湾の大事ないいところだと思います。

自分は多分この先、台湾に住んでいないかもしれません。日本へ移住する可能性があります。ただこれからも、この優しい国が大好きであること、変わらないと思います。

またいつか、台湾で初音ミクのイベントがあると思う、それでガイド記事を書いたり、現地の美味しいものとか観光地とか紹介したり、頼りになる優しい台湾人になれたらいいなと、私が思います。そのためにまた色々と勉強するつもりです。
いつか、また皆様と台湾で会えますように。


あ、たぶんMWYの記事は今年で最後となります。今後は現地の子に任せたいと思います。現地の子もいろいろ頑張っているね、と最近感心しているえこでした。

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