2021.7.16 33弁はダンパー貼りが不完全3  (旧6.7)

   連日文句オンパレードな33弁オルガニートムーブメントへの不満ですが 昨日までにダンパーの貼り替えが終わりまして、音の調整に入っています。 ただ... 高音部弁の削りが甘い! 音の伸びがありません。 削り直すのはリスクを伴うところです。 ヘタするとぼそぼそ音になってオシャカです。 これはメーカーにおける調律作業段階でも同じことですから リスキーな削り方は避けているのだろうとは想像できます。 しかし20弁のムーブメントと比べてバカ高い33弁ムーブメントで20弁より音ののびやクリア度が劣るなんていうのは まず許されません。 こちらでリスク覚悟でのびやかな音に削り直しています。 それはそれは怖いです。 失敗したらかなりの高額仕損が生じます。 ちょっとやそっとでは立ち直れません。 これは旧来からムーブメントの持つ本質的価値観とかけ離れた法外な値付けされてきたツケということになりましょうか。 今はまだ在庫しているムーブメントから再付加価値付け~販売していますので かろうじて事なきを得ていますが 今後いつかの段階で昨年メーカーが提示してきた大幅値上げされたムーブメントに切り替わるときがきます。 今でもバカ高いものが超バカ高いものになります。 品質感は変わらないかむしろ低下傾向にあるのに... もうフィールドサイドでなんとか切り盛りできる領域ではないようです。 かなり重大な決断を下さなくてはならない日は近いかもしれません。

この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。

http://www.01.246.ne.jp/~ttha/

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