2021.8.3 研削熱対策  (旧6.25)

   昨日は調律作業を延々とやってまして 特にチャクラ音階の調律に没頭状態でした。 この音律は下げ調律幅が大きいので研削 つまり砥石でがりがり削るわけですが このときにくし歯は大変な熱をもちます。 あまり熱くなると焼きいれした歯の焼きが戻ってナマクラになりやすいですから 熱を持ちにくいようにだましだましの削りになります。 さらに私のところではプラスチックダンパーが取り付けられた状態での削りになりますので このダンパーが熱によって変性したり弾性力が低下したりするのを防がねばなりません。 上げ下げが幅が大きくなりますとこういった問題を抱えながらの作業になりますので 異常なまでに時間がかかるようになります。 あまりにも顕著な場合は一旦ダンパーを剥がしておいて 後で貼り直すこともやります。 特殊な調律作業は文字通り特殊でして、通常の再調律とは手間が桁違いです。

この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。

http://www.01.246.ne.jp/~ttha


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