2023.6.14  響箱の音響特性 (旧4.26)

  オルガニート・オルゴールを修理などで扱うことが多いのですが オルゴールのムーブメントを収納している箱のことを響箱(きょうばこ)と呼びます。 この響箱は実に様々な音響的特性を示します。 一般にオルガニート・オルゴールの響箱はそれほど大きくは作れないので特性に強烈な “あばれ” が生じることが多いです。 私の作る響箱は長年の工夫の結果、この“あばれ”を極力小さく抑えてフラットな鳴り方をするように出来ています。 しかし、修理などで他の方が手がけられた響箱を扱ったりすると 大抵は強烈な“あばれ”があり、正直いいまして「こんなのでいいのかなぁ??」 と複雑な気持ちです。 時間に余裕があれば極力解消するように工夫して修理して差し上げるのですが、一般にはそのままお返しするしかないのは悲しいことです。 オーナーさんは元々の鳴り方が気に入っていらっしゃるかもしれないですから 勝手に手直しすることは必ずしも良いこととは限らないからです。 もしお手持ちのオルガニート・オルゴールの鳴り方に不満をお持ちの方はご相談頂ければ もしかしたら改善して差し上げることが出来るかもしれませんのでお申し付けください。 まぁ私の製作するオルガニート・オルゴール製品をご購入いただくのが一番確実かなと手前味噌で思ってはいますが。

この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。

http://www.01.246.ne.jp/~ttha

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