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2021.6.2 ダブルドットスクリュー  (旧4.21)

    写真は普通のもくネジですが 金属ワッシャーの代わりに硬質フェルト製の座を付けています。 さらに先端には実験室で使うようなシリコンホースをはめています。 これを私はダブルドットスクリューと名づけています。 私が作るオルガニート用の響箱のフタ部と本体を結合するネジに使っています。 このネジを使うメリットは何といってもフタ部と本体の音響的結合度を下げることにあります。 それによってオルガニートを演奏した際の全音域における増幅度をフラットに近づけるという効果を狙っています。 たかがネジですがネジを通してフタ部と本体が一体で振動しないようにセパレートしているというわけです。 この工夫を編み出して?からは オルガニートオルゴールのなり方が一変しました。 オルガニートはハンドルがあるため響箱はどうしても一定の大きさから逸脱できません。 なのでその音域内に必ず増幅度が暴れるポイントが出てしまいます。 それを避けるために色々工夫をした結果が実はこのネジだったというわけです。 1本1本手作りですので手間がかかりますが その効能を考えると意義深いものがあります。

この投稿記事は 音のキャンバスホームページ のぶつくさたっこまんという日記のコーナーに投稿しているものを転載しています。

http://www.01.246.ne.jp/~ttha/

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