ナイトマーケットでジビエのイメージ変わります。『安倍商会』

安倍商会

今回紹介するのはジビエの加工商品や精肉を販売している安倍商会。
豊岡市街地から車を走らせること約40分。
車がすれ違えないほどの細い山道を進み見えてくるのは、小さな集落。
ここは出石町の奥山という地区。山あり川あり田畑あり、ゆーっくりのどかな時間が流れ、里山の風情が残る奥山は、6月になるとホタルが沢山みられるそうです。

奥山の風景。集落の真ん中には綺麗な川が流れ、のどかな風景が広がっています。

そんな自然豊かな奥山で猟師をしている安倍商会の安倍さんは、大学4年生の後期に地域おこし協力隊として奥山に来た、元協力隊隊員。大学休学中、北海道でファームステイをしていた時に猟師さんと出会ったことがきっかけで「犬猟」に興味を持ち、奥山での有害鳥獣駆除の協力隊として活動を始めたそうです。なので、作業場の裏には勇ましくかっこいい猟犬たちが。
移住してから2年半で安倍商会を立ち上げ、狩猟から精肉までを一貫して行っています。獲ったものを作業場ですぐ捌くので、鮮度はバッチリです!

安倍商会の加工場。
獲ってすぐの鹿や猪をここで捌いて熟成させます。

有害鳥獣を利用したい!ナイトマーケットでジビエの魅力知ってください!

安倍さんは、狩猟期間外にも鳥獣による農作物被害防止や森林の生態系維持のために狩猟を行います。安倍商会では、そこで獲れた鹿や猪を精肉としてはもちろん、ソーセージに加工したりペットフードにしたりして販売していますが、全国的な課題にもなっているのがこの“有害鳥獣”の活用。狩猟によって獲った有害鳥獣の9割が活用されずに処分されてしまっているそうです。

「もっと多くの人にジビエに興味を持ってほしい!」
「ジビエの消費量を増やして、有害鳥獣の利用も増やしたい!」
こんな安倍さん熱い想いのもと、ナイトマーケットでは『鹿肉のフランクフルト』と『チョリソー』を出品してくださいます。
『鹿肉のフランクフルト』は鹿の赤身肉に但馬牛の牛脂が入っていて、とってもヘルシーでジューシーです。しかも無添加というこだわり。全く臭みもなく、「本当にジビエ?」と思ってしまうほど。子どもも大人も食べやすく、ボリューム満点です!(大人は片手にビールがハズせないかも。)

ナイトマーケットでも提供される『鹿肉のフランクフルト』
1本のボリュームがスゴいです!

ジビエって美味しいんだ。

今回の取材で私は初めてジビエというものを食べました。
「ジビエって臭みがあって食べにくい」とよく聞くので、どうなのかな〜と思っていましたが、お世辞抜きに本当に美味しかったです。
自然の恵み、そのありがたさを改めて感じました。
ぜひ、みなさんもナイトマーケットでフランクフルトやチョリソーを食べて、ジビエの魅力を知ってハマってください!


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