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生まれた?湧いた?〜浄化槽物語⑤〜
「生まれた?湧いた?」
少し「うっ」となる方もおられるかもしれませんが、「ボウフラ」や「ウジ」が大量にいたらなんて言いますか?
「うわっ!ウジがめっちゃわいとる!」
って言いません?(方言まで出ちゃった♡)
これって自然発生説の名残、とも言われているんですよ。勝手に発生したかのように言うでしょう?実際は親がいるのに。
ヨーロッパでも自然発生説は根強くあり、これが人々を困らせていたんです。どうしてでしょう?
・感染症は菌が人から人へ移って培養、発症します。親となる菌を絶たねばどんどん増えて感染は止まりません。
・ビールやワインが発酵に失敗して腐るのは発酵に必要な菌より腐敗に至る菌のほうが多くなるからです。親となる菌を絶たずに樽を使っていては腐敗は防げません。
・当時は出産後の女性が産褥熱で死亡する確立がとても高かったそうですがそれはばい菌まみれの手術器具、衣服を使うからばい菌が女性の体に入って培養されるからです。(当時はナイチンゲールも自然発生説派だったそうです!)
以上のような困ったケースにたいして「親となる菌を来ないようにする」とか「親となる菌を殺しておく」という【予防】が有効な防衛処置ですが、自然発生説派からみれば、他のなにかの理由で湧いてきたんだから、その理由を見つけるべきだ、ということになってしまうのです。根本解決ができないのです。
だから、白黒決着つけないと、人類に明日は無いのです!!!!
(つづく)
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