見出し画像

11月18日(土)

朝、杏(黒柴)の散歩後、外出。四条大宮「双鳩」でラーメンを食べる。美味しいのにそんなに混んでいない。マッチを作ったので良かったら、と言われて受け取る。
バスで堀川今出川へ。崇徳院が祀られている白峯神宮を通って「すずき」へ。この白峰神社は、清秋納言が「枕草子」で名水と書いている飛鳥井の井戸があったり(今も水が出てる)、サッカーの神様であったり、「瀬をはやみ〜」の碑があったりして、もっと有名になって賑わってもいいんではないかと思うが、近くの晴明神社の方がずっと人が多い。
「すずき」では深煎コーヒーとポットのアッサムティーとクッキーで長居する。
読んだのはカーヴァー全集の3巻短編5編。『ささやかだけれど、役に立つこと』は、カーヴァー短編の中では出色、最後の最後で心温まる話。ここまでの僕のカーヴァー・ベストは、この巻に入っている『羽根』である。しかし村上春樹が選んだ「CARVER'S DAZEN」には収められていない。何故だ。
僕は早稲田の村上ライブラリー(イメージ写真に使用↑)でこの本を読んで、装丁も素敵だしサイズ感も良いし、小説も癖になるというかある程度は読めるかも、と思ってメルカリとamazon マーケットプレイスで全8巻中7冊集めた。後は最後の第8巻だけという状況だが、この巻だけやたら高い。まあいいかと思い収集はいったんおさめ、1巻から読み始めて、今3冊目だ。
短編づいているところなので、新潮社「ヘミングウェイ全短編」から『破れざる者』『5万ドル』も。前者は闘牛で名作とされている話だが、ルールがまったく分からず、よく分からないまま。

夜は家で「読書の日記」を読む。再読。
再読こそ本当の読書、といろんな人が言っているが、この先何冊本が読めるのか・・・と思うと未読の本に手が伸びる。大学生の頃は舐めるように同じ本を読んでいた。お金もなかったのだけど、それもひとつの幸福だったのか、と思うことがある。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?