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「世界不思議地図」佐藤健寿

TBSラジオ「たまむすび」のコーナーゲストで、著者の佐藤健寿さんがこの本の紹介をされていた。

子供向けの「図鑑」的なつくりであるが、大人も十分楽しめる、世界中の「不思議」な事象を集めた本である。

子供がこういう本を読んだら、一生頭に焼き付くだろう。僕も子供の頃に、UFO や雪男やら神隠しやら、「不思議」を集めた本を読んで、今の人格が形成されたわけである。

ラジオで話されていた「介良事件」(1972年に中学生がUFOを捕獲)の話がめちゃくちゃ面白かった。

一見荒唐無稽と思われる話の集まりであるが、例えば中国の鄭和の船団がコロンブスよりも早くアメリカ大陸を発見していた説の説明の中に、キリンが中国の伝説上の聖獣「麒麟」と同じ名称となった理由として、アフリカの「ゲリ」と言われる生物を連れ帰って永楽帝に見せて喜ばれ、発音が似ていることから実在の「きりん」としたとの故事が紹介されていたり、インドの数学の天才「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン」についてなど、興味深いエピソードが満載である。

子供がいたらこういう本をぜひ読ませたいものだ。

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