「セブンイレブン残業代未払い問題」について

セブンイレブン残業代未払い問題の本質について思うところを書こうと思います。

問題の本質

https://www.sankei.com/economy/news/191210/ecn1912100042-n1.html

上記の記事に注目すべきコメントがあります。「石丸氏は「担当者の法令理解が不足していた上、チェック体制も整備されていなかった」と説明」です。担当者の理解など問題ではありません、担当役員である石丸和美執行役員フランチャイズ会計本部長さん、あなたは法令を理解していたの?あなたはこの観点からチェックしたの?マネジメントが述べるべきポイントは、そこです。
自らチェックしないのならマネジメントとして失格でしょうし、チェックして見逃しても失格でしょう。許されるのは担当者が意図して隠蔽している場合のみです。知ってか知らずか自身の法令理解に言及しない、担当役員のそのスタンスが真の問題です。

こういうことに巻き込まれないためにできること

このようなことに巻き込まれないためには、業務を引き継いだ直後に法令や社内規定など業務上ケアしなければいけないルールを調査し、最新の決まりに沿って正しく実施されているかどうかをチェックして、合っていないところを発見して正しくしていくことが必要です。仮に前任者が気づいていない問題を指摘したとして、感謝されてしかるべきでしょうし、前任者が隠蔽していた問題を指摘したならば、より感謝されるはずです。

残念ながら日本の会社では、感謝されるばかりでないことは理解しています。けどね、引き継いだ業務で誤ったことは正さなくてはいけないし、後回しにしたら自身の業務成果まで誤ったものになる。空気を読まず、人間関係を気にせずおかしなところを指摘する、それは引き継いだ最初が一番やりやすいものです。

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