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海街の住人としての自覚

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今月末で鎌倉市に定住して10ヶ月になる。

コロナの影響で東京に出向く機会がめっきり減ったこともあって、最近ようやく自分が鎌倉の海街の住人になった自覚のようなものが芽生えてきた。

言い換えると「愛着」に近い感情だろうか。

「ここが自分が住んでいる場所」という、自分の足許に根が張ってきたようなイメージ。

2016年10月から鎌倉と東京のデュアルライフをスタートさせ、去年の7月の引っ越し・定住までの2年9ヶ月間、だいたい半分は鎌倉に滞在していたが、そのときはあくまで「滞在」というイメージだ。

出張所という感じで、鎌倉市に住民票もなかったから選挙にも興味がなかったし、住民税も港区に納めていたから、あくまでも自分は東京都民で、鎌倉に時々顔を出している、というくらいの感覚だった。

不思議なもので、当時から圧倒的に僕は鎌倉での生活の方が気に入っていた。

毎週鎌倉に移動するときは、六本木の家を出る前からすごくワクワクしていて、ルンルンと鼻歌を歌いながら鎌倉の家へと向かったものだ。

そして毎週鎌倉から六本木に帰るときは、切なくて残念で、後ろ髪を引かれながら車を走らせていた。

仕事が重なってしまい鎌倉に行けない週はすごく残念でイライラしていたが、夏休みの8月などずっと鎌倉にいられる時は、「もう六本木に帰りたい」とはほとんど思わなかった。

それぐらい鎌倉の方が気に入っていたにも関わらず、僕はその間一度も「もう鎌倉に定住しよう」と考えたことはなかった。

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