八幡勇一

昔々、PFUにてミニコン、ワークステーションの開発に携わった後、HappyHackin…

八幡勇一

昔々、PFUにてミニコン、ワークステーションの開発に携わった後、HappyHacking keyboardの開発を担当していました。 テラテクノス株式会社を経て、株式会社メディアリンクにてIoT機器の開発に携わっています。

最近の記事

HappyHacking keyboard Professional

HappyHacking keyboard2の危機 Lite2を発売したこともあり、販売台数もコンスタントに上向いて、社内でもHappyHacking keyboardの認知度もあがり、商品として認められつつありました。  ところが、2001年~2002年ころ、HappyHacking keyboard2を製造してもらっていたメーカから部品調達の問題で生産を継続できないと連絡が来ました。さらに、そのメーカはキーボード製造から撤退するということでしたので、後継機を開発することも

    • HappyHacking keyboard つづき

      昔話を続けます。 HappyHacking Liteからの話を書きたいと思います。 LiteのことHappyHacking keyboard2 PB-KB02(以下HHKB2)の発売後、PFUアメリカというPFUの海外支社からアメリカでも販売できないかと話がもちあがりました。 急遽、ボストンでの展示会に出展するなど、リサーチを進めていましたが、キーボードにしては価格が高い、そもそもアメリカでUS配列があたりまえなのでHHKBの魅力をあまり感じてもらえていませんでした。ただ、

      • HappyHacking keyboardはじまりの話

        第二版 HappyHacking keyboard前史を追記します。 はじめに 現在、多くの方に支持頂いてロングセラーキーボードとなったHappyHacking keyboard(以下、HHkeyboard)ですが、初期の開発について記録を残しておく必要があると考え、主に技術的な側面での検討内容について文章を残したいと思います。  筆者は初代HHkeyboardからLite2までは企画・開発・製造・販売を担当、Proでは企画までを担当していました。 時代背景  和田英

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