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一度でいいから聴いてくれ、幅スゴソング5選【D-5】19(열아홉)

第一弾、 「19(열아홉)」


知らないあなたに聴いて欲しい、
ストレイキッズの幅スゴソング1曲目は「19(열아홉)」


まずは一度、聴いてみてください。


「早く大人になりたいとあんなに願っていたのに、
いざ大人になる線を目の前にすると思わずあの頃へ引き返したくなる。
まだ大人として生きていく準備なんてできていないのに、
もうほんの目の前にやってきてしまった。
これから青少年という名札を外し大人という名札を提げて生きていくのに、
父さんや母さんの前では僕はいつまでも子供のままで。
大人になりきれないのに勝手に数字に大人にされていく。
大人になるまで、あと少し。
あんなにゆっくり流れていた時間が、突然早く進み始める。」


「19」の意味とキーワード


タイトルの19という数字は、19歳という年齢を表したものです。
韓国では生まれた時に1歳として歳を数えるので日本で言うと18歳になりますね。
19歳というのは成人を控えた歳。つまり、「大人になる」歳です。


ストレイキッズの曲の中には、早く大人になりたい気持ちを歌った曲もあれば大人になりたくない気持ちを歌う曲もあり、「大人と子供」というテーマは主要なテーマとして扱われています。


この曲は、大人に”なってしまう”瞬間の複雑な気持ちを表した曲。
当時成人を迎えようとしていた00ラインのメンバーのうちの一人、ジソン(HAN)くんが、自身の思いを素直にそのまま曲にしたものです。


「19」という数字が"未来"なあなたに聴いて欲しい


あなたにとって、19という数字は未来ですか?過去ですか?


今、もしあなたが「早く大人になりたい」と思っているのなら。
もしくは今、ちょうどこの曲のように、大人になる線を跨ごうとしている時期なら。


きっと中途半端な自分に戸惑い、
変わっていく周囲の目に戸惑い、
当然降って湧いてきた責任の二文字があまりに重く、不相応に感じるでしょう。
そんな日が来たら、もう一度この曲を聴いてみてください。

「母さん、父さん、兄さんも、同じような気持ちでこの19歳を過ごしたのだろうか」という歌詞があります。
周りにいるすべての大人が確かに越えた、19という歳。


きっとあなたがこの曲を本当の意味で共感を持って聴く時、
「この曲を書いた彼も、同じような気持ちでこの19歳を過ごしたのだろうか。
そう、思ったりするかもしれませんね。


「19」という数字が"過去"なあなたにも聴いて欲しい

私はもうとっくの昔に19の数字を置いてきたから。
そう思っているあなた。


そんなあなたにも、この曲を聴いて欲しい理由があります。


この曲は、決して子供と大人の狭間に生きる青年たちだけのための曲ではないんです。
これは「遠い先の話だといつかは思っていた瞬間が、目の前に訪れた時の一言では言い表せない複雑な気持ち」をテーマにした曲。


そんな瞬間が、あなたの先にもまだまだいくつも待っているのではないでしょうか?

ー学生から、社会人に替わろうとしているあなた。

ー幼い頃漠然と夢見ていた、誰かのお嫁さんになる日が近づいているあなた。

ーずっと見上げる側だったお母さんという存在に、自分自身がなろうとしているあなた。

ー遠い先の話だと思いながら生き急いできた先に、生の終わりの色が見えてきたあなた。


人生には、様々な通過地点があります。
その地点の位置は人それぞれで、
自分自身が今まで自分の未来のどの位置にピンを立てて眺めてきたかによって変わります。


その通過地点に立った時、
その地点を遠くから眺めていた頃の自分に思いを馳せる。


この瞬間を楽しみにしていたはずなのに、
何だか心が落ち着かなくて、引き返したくなる?


この瞬間を恐れていたはずなのに、
何だか心がワクワクする?


その地点に立ってみないとわからない、
それまで遠くから眺めていた時とは違う感覚を
どんな通過地点でも感じることができます。


それが思いがけないプラスの気持ちであっても、
はたまた思いがけないマイナスな気持ちであったとしても、
その複雑な気持ちを楽しんでみてください。
一度しか立てない場所に立っているんですもんね。


そうしてあなたがあなただけの通過地点に立った時、
この曲を聞いてみてください。


あなたと同じような不安と期待の入り混じった複雑な気持ちを、
19のラインを踏み越えようとしている彼らや
青少年だったあの頃のあなたと、
きっと共有することができるでしょう。


人生において何度も出会う
踏み越えなければならない線を目の前にした時、
この曲のことを思い出して是非、聞いてみてください。


今日の一曲は「19(열아홉)」でした。また明日! 

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