0804 なにもないのはすごくださいから じまんできるふこうをください

好奇心に火をつけて。

右手には鶴嘴頭にはライト。

あとは掘る所決めて掘り下げれば金脈。

例え其処に財宝がなくとも。

それだけで十分楽しい。

そう思える事が楽しい。

掘るのに夢中で時間忘れてたとか。

寝食放り出して掘り続けるとか。

気づいたら向こう側貫通するまで掘ってたとか。

そういうことを感じられるのすごく気持ちいいんです。

天日干しの後のふっかふかの羽毛布団と同じくらい心が弾むんです。

ねぇ、何処に行ったの?

いつ無くなったの?

もしかして自分で捨てたの?

誰かとすれ違いざまにスられたの?

それとも、もう使い切っちゃったの?

私は基本的に、嫌な時間が早く過ぎるように動くタイプの人間です。

それは小学校時代、嫌で嫌で仕方なかった少年剣道の練習時間を過ごす中で

はっきりと分かったことです。

自分で「やる」って言い始め、

自分で「やるんじゃなかった」と思い始め。

「早く終わらないかな」とズルズル。

そんな生き方続けて、まぁ無い物ねだりとは良いご身分なこって。

ここ2年、不安でしょうがないんです。

何もない。

幼少期、青年期、楽しくて、褒められて、やってきたこと。

何だったんだろう。

人へに風の前の塵に同じ。

砂上の楼閣。

「他人と比べて得た自信なんかハリボテだ。」

ブッタとシッタカブッタに出てきてとても感銘を受けたワンフレーズです。

でも、他人と比べないで得られるもの、揺るぎないもの持ってる人って

すごく強いんだなぁと、最近良く思います。

親になったアイツ。

外国語堪能で、それを駆使してバリバリ働くアイツ。

外車乗り回して、日本中行き来して働くアイツ。

自分が楽しいと思うこと続けて、信じてここまで来たアイツ。

ゆっくりと時間をかけて、結ばれたアイツ。

私は、ドコにいますか。

ナニを持っていますか。

どうやってここまで来たんですか。

被害者意識の衣を纏い

雷雨の中足を運びゆく

頬を伝う一つの水が

雨か涙がは誰が知る

BGM LITTLE feat. BIG RON/KARMA

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