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夏競馬クイズ⑥札幌記念その1 解説

問題
次の4人の騎手のうち、重賞【 初騎乗 】が札幌記念だったのはどの騎手?

解説
正解は坂井瑠星騎手でした。
いまやJRAきっての人気騎手となった坂井瑠星騎手が重賞初騎乗したのはルーキーイヤーの2016年。5歳牝馬のレッドリヴェールに騎乗しました。

デビューから札幌記念の前の週までで16勝を挙げており、なかなかの数字ですが、同期では木幡巧也騎手の方が勝ち鞍を伸していたんですね(23勝)。
重賞初騎乗も木幡騎手が3週間早く、アイビスSDでフレイムヘイロー(10番人気8着)に騎乗しました。

当時のニュースの記事を見返したんですが、大井競馬のの坂井英光騎手(当時は現役で現在は調教師)の息子、という点が強調されています。
現在はほとんど言われることはないので、自身の活躍で親の名前を超えていったという感じでしょうか。

なお、同期では藤田菜七子騎手がデビュー3週目にスプリングSで重賞初騎乗(モウカッテル 8番人気9着)したのが最速でした。
不正解の選択肢では、1年先輩の鮫島克駿騎手の重賞初騎乗は、2015年の小倉記念(タガノグランパ 7番人気10着)。
1年後輩の横山武史騎手は2年目の新潟大賞典(アウトライアーズ 13番人気9着)が重賞初騎乗でした。なお、兄の横山和生騎手は2012年の札幌記念(ネヴァブション 14番人気12着)が重賞初騎乗でした。

坂井瑠星騎手が騎乗したレッドリヴェールは、阪神JFを優勝し、桜花賞でも2着。オークスではなくダービーに進む(4番人気12着)など、世代の中心的存在でしたが、4歳の秋から二桁着順の連続。札幌記念の前走クイーンSでは4着に入って復調気配を見せていたという状況でした。
この年の札幌記念は、マイルで圧倒的な実力を誇ったモーリスが、秋の天皇賞を見据えて出走したものの、逃げたネオリアリズムを捉えきれなかったレースでした。
レッドリヴェールは先行策から道中は3番手を進みますが、4コーナーではペースアップについていけずズルズル後退、殿負けとなってしまっています。

結果として、同馬にとってこれが引退レースとなりましたね。
繁殖入りしてからは初年度と3年目4年目に、札幌記念で一緒に走ったモーリスを交配されています。
また、坂井瑠星騎手は重賞初騎乗でGIホースに乗ったわけですが、これは最近20年でデビューした騎手では坂井騎手だけですね。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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