『マジョリティ』

2021.6.15

もう書くことがない
毎日 拙い日記を書くようになってから
ちょうど一週間が経った

大概 その日の日記を書き終えると
翌日書きたいことをメモに残している

書きたいことが思い浮かんでも
テーマが散らばってしまうので
大体ひとつのことをちゃんと書いたら
文章がまとめに移る

わたしは
ずっと家にいることがなかったから
とても新鮮で
ゆったりとした
日々を送っている

罪悪感も消えないけれど
後悔も
自己否定も
しなくていいのは快適

わたしはなるべく
朝おきて夜眠りたい
ここ二日
なんとなく眠れずに
1時過ぎくらいまでおきている

新聞配達の音が
思ったよりも大きくて
少しうるさいことに気づく

虫除けのフィルターを交換したので
窓をあけて眠る
涼しくて気持ちが良い

本当は
早朝に散歩がしたい
起きれない
暑い時間に外にはいきたくない

しろぱんを作った
アレルギー体質で
米粉パンばかり食べていたから
ずっと白いパンがすき

パンづくりは思っているより簡単で
料理が苦手なわたしが
唯一失敗していない食べもの

すごくきれいに焼けて
Twitterでもほめてもらった
自撮りより
noteより
パンが言葉で褒められた
うける
うれしい

おいしいパンは
みんなしあわせになる

かっこいいミステリーが読みたい
のめり込みやすいものがいい

レビューとか知名度とか
本を読むのになんの関係があるのだろう

自分がおもしろいと思えたなら
いい本だと思うのに

今は
大勢の声がきこえやすくて
総意がわかりやすく目に見えて
みんな嫌いなものを
好きというのは難しくて
好きな人の嫌いなものが
私の宝物だっていいのに 

苦しそう


おわり

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