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ハイランダーのすゝめ

ふとスマホの通知、noteのおすすめ通知で以下に引用の記事を見つけて、個人的に良き刺激をもらったので、つらつらと文章を書こうと思い立ちました。
引用元の記事は非常に読みやすいものでもあるので気になった方はこの記事などほったらかして、引用元の記事を読まれることをオススメします!


遊戯王で”ハイランダー”という種類のデッキへの個人的な想い

ハイランダーとは、

同名カードを1枚ずつしか投入しないデッキのこと

https://yugioh-wiki.net/index.php?

と遊戯王Wikiにも記載がありますが、正直現代遊戯王の視点から見ると「ただの縛りプレイ」であると個人的には思っています。
無理やりいいように捉えたとしても、「メタカードを散らして採用する」みたいなところでしょうか。(所謂シルバーバレットというやつ)

ではそんな”ハイランダー”という種類のデッキを選択する、構築しプレイするのはなぜかというと、お互いに楽しくプレイできること と私は思っています。


使っていて自分が楽しい

1.複数種類のカードを1デュエル中に触れられる

何万種類というカードがこの世の中にあり、デッキの枚数自体が(メインデッキのみで考えた場合)40〜60枚で構築しないといけない関係上、どうやっても1プレイ内で触れられるカード枚数は限られてきます。
遊戯王は制限等がかかっていなければ3枚までデッキに入れられるわけですから、極端なことを言えば14種類のカードがあればデッキが組めることになります。

逆に”ハイランダー”という縛りを設けて構築をした場合は必然的に40種〜60種のカードを使う必要が出てくるため、単純計算3倍近い種類のカードに触れることになります。

これは思いもよらない場面で活躍するカードが出てきたり、いい意味で意図しなかった驚きを生んだりするシーンに出くわすことが多くなり、結果として遊戯王という遊びの楽しさをプラスしてくれると、個人的には思っています。


2.とりあえず1枚持っていれば/買えば良い

強いカード、人気のカードはどうしても高額になりがちですが、”ハイランダー”であれば、どんなカードでも1枚だけで良くなります。

「3枚買おうと思うとちょっと高いよなぁ〜…」などと思うこともしばしばあると思いますが、そんなカードも「これもあれも1枚だけ買えばいいじゃん!」となるわけです。非常に経済的ですね。

ものすごい雑な例えですが、スーパーレア3枚揃えようと思うと500円*3枚=1500円となるカードが、シークレットだったら1枚1000円だったりすること…あると思います。
こんなカードも”ハイランダー”であればレアリティを上げながらもお得に遊べてしまうんですね。
素晴らしい😇


3.カードを眺めて妄想するのが楽しい

所謂環境デッキでは採用されないようなマイナー気味なカードも、実は汎用的に使え”ハイランダー”では輝く。なんてことが往々にしてあると思っています。
パックを剥いたり、何気なくストレージやショーケースを見ていたり、はたまたNeuronで検索にヒットしたカードが「あれ、これ使えるのでは?」なんて思ってしまった日には、「他にシナジーがありそうなカードはないか?」「こういうシーン、相手には刺さりそう/刺さらなさそう」など頭の中での一人回し・妄想が捗ります。

「思ったほど使えなかったわ…」みたいなことになりがちではありますが、それでも思考・検討している時が楽しければそれで良い気がしています。


4.とりあえず”ハイランダー”でおk?

「本当にライトなデッキを使う人もいれば、割とガチ目に組んでる人もいる」
みたいなプレイヤー層が広い知り合いとの集まりがあったとして、
「このデッキだとAさんのデッキには強すぎる気がするけど、Bさん相手だとパワー不足なんだよなぁ…『強い』と言われるカードを使わないのもなんか失礼な気がするけど、逆もまた然り。。。」
のようなことを思ったりすることはないでしょうか。私は毎回頭を抱えてます。

ほとんどがカジュアルプレイを目的としての集まりが基本なこともあり、お互いに楽しいと思える時間が過ごせることが目的の1つになっていることも多いです。
そんなシーンではなおさら”ハイランダー”というデッキは活躍できると思っています。

採用するカード次第な部分も大いにありますが、”ハイランダー”は一般的なデッキに比べ圧倒的に出力のブレが大きいことがほとんどのため、引き次第では環境デッキにも引けを取らない展開ができることもあれば、Tierリストには載ってこないデッキに手がでない手札…なんてことも往々にして起こります。

「運要素が強い」と言えるこの点は、カジュアルな場面では割とプラスに働くことが多いのではないかなと勝手に思っています。
そういう意味でも「とりあえず”ハイランダー”持って行けてれば大丈夫そうかな」と思える安心感が個人的には好きなポイントです。


相手も楽しい(?)

やりとりが発生する

これは勝手に思っているだけなので、実際のところはどうかわかりませんが、対戦相手がいることで初めてゲームが成り立つ性質上、ことカジュアル寄りなシーンであればあるほど一方的なゲーム展開は微妙な空気になることがあるのではないかと思っています。

「思い通りの展開ができて勝てた、楽しい!」というようなことを否定するつもりは一切ありませんが、プレイ回数を重ねていく中では特に相手の展開(オブラートに包まず言えば一人回し)を待っている時間はなんとも言えなくなる時が個人的にはあります。
せっかくならお互いにアクションがあるゲームがカジュアルなシーンでは良いと感じているわけです。

”ハイランダー”は性質上安定性や同一の展開パターンになることが所謂強デッキ・環境デッキなどと比べると低くなりがちです。
そのランダム性・再現性の低さというマイナスに見える側面も、逆にみれば相手とのやり取りが発生する要因となりえます。
相手に妨害札をどこに切るかなどを思考してもらえるプラスな部分となるのではないかと思います(というか、そうであって欲しい…!という欲望です)。


現状のリスト

と、ここまで思ったことを書いてきたわけですが、もし参考になればと
こんな自分が2023年5月時点でどんなデッキにしているのかをメモしておきます。(ここが本題で、一番描きたかったところw)

“ハイランダー”デッキリスト

サイドデッキがないのはカジュアルプレイヤーだからです。お許しください。

大きくは以下の3分類の要素で組んでます。

  1. アルバスストーリー関連ギミック

  2. 恐竜ギミック

  3. 単品汎用カード

1.アルバスストーリー関連ギミック

強カードである烙印融合からの展開をできるよう、ベースとなるパーツ+多少のアクセント・個人的お気に入りカードを入れています。

このカード群の動きについては↓の動画で非常にわかりやすく説明されているので、気になる方は是非。

アルバスギミックは複数枚が展開に関わることが少ないので、ハイランダー構築とも非常に相性がいいですね。

「妖眼の相剣士」は純粋にレリーフがかっこいいという点と、「白の聖女エクレシア」「赫聖の妖騎士」からのSS先候補になりつつ、単品で引いてしまった時でも腐り切らない、という言い訳をしておきます。

「軒轅の相剣師」は完全にオシャレカードみたいになっていますが、攻撃を止められる点が相手とのやり取りをすることを重視している自分のスタイルに合っていると思って試しています。


2.恐竜ギミック

メインデッキ内に強力なフィニッシャーが欲しいと思い、こちらもスタートは烙印融合からになることが多いですが「オーバーテクス・ゴアトルス」を素材に混ぜ込みながら「究極伝導恐獣」を展開できるのが非常に優秀ですね。
「おろかな埋葬」スタートでもいいのが嬉しいところです。


3.単品汎用カード

「獣王アルファ」「俱利伽羅天童」「ダイナレスラー・パンクラトプス」などに始まり、魔法・罠も汎用的に単独で使用できるカードを中心に考えています。
何かしらの組み合わせが必要とならず、少しでも動けない状況を無くしたいという意図でもあります。


採用してないカードについて

ここからは試してみた結果抜けていったり、検討しているものたちのメモです。

「迷宮城の白銀姫」「ビッグウェルカム・ラビュリンス」

罠さえ発動できれば素引きしていても展開可能であることと、白銀姫単体の数値も悪くない。かつイラストも最高ということで採用していた過去があるのですが、出したから何?となることが多く、泣く泣くアウトしました。


「天獄の王」

強力な魔法罠を、状況に合わせて持ってこれることはハイランダーというデッキとの相性も非常に良いと思っていたのですが、こちらも同じように出してサーチしたから何?となる場面が多いことに加え、自力での条件達成が結構難しいことが多かったため現状は採用していないです。


クシャトリラ系

フェンリル、ユニコーンなども単品でも仕事ができるモンスターたちではありますが、「六世壊=パライゾス」をユニコーンでサーチできないことがことハイランダーでは気になり、展開も伸ばせないことから現状は採用していない形になります。

「魂喰いオヴィラプター」「終末の騎士」など

もう少し恐竜ギミックや墓地に干渉して展開する系のカードを採用していれば、これらも即追加したいところなのですが、関連してくるカードが少ないことと、意外と召喚権を奪い合うシーンがあり現在は抜けています。
オヴィラプター1枚からアルコンまで展開できれば良かったんですが、+恐竜以外のモンスターを要求される点が個人的にはマイナスでした。

怪獣ギミックとして「怒炎壊獣ドゴラン」を採用するのであれば、「魂喰いオヴィラプター」はありだと思いますが、このデッキではドゴランが突破できない、という状況になりかねないので今は本採用には至っていないです。


まとめ

あれやこれや書いたわけですが、結論は
ハイランダー楽しいぞ
ということですので、ハイランダー構築のことが1ミリでも気になっていただけたのなら幸いです。


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