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【遊戯王】ハイランダーデッキの作り方

ハイランダーデッキを組み続けて約5年。
身内がハイランダーデッキ限定大会を開催するので筆をとりました。
特殊構築の大会になるので「興味あるけど環境とか構築とか何も分からん…」て方向けに書いています。

また、大会関係なくハイランダー自体が非常に面白く興味深い構築です。
もっと色んな人に広まって欲しい。
そんな思いで筆をとりました。
今回はハイランダーデッキの作り方をテーマ選びの話を中心に簡単に紹介します。

【大会URL】

https://www.izazin.com/taikai/22034672/entries?at=UX04wSa2m8Jr-HBtYLFi5_Gh2wpdIfE34672

そもそも、ハイランダーって何?

「同じ名前のカードは1枚しか採用しない」
デッキのことです。
自由枠が多いため、複数のテーマやコンボを詰め込むことになります。

今まで自然と採用していなかったカードにも目を向けることになるでしょう。
カード1枚1枚のシナジーと採用理由を考え、コンボを組みながら少ないリソースを管理することになります。
デッキビルダーとしての腕の見せ所です。

普段あまり見かけないカードも

デッキを組むのが好きな人はぜひ一度ハイランダーも組んでみて欲しいです。
好きなギミックやコンボをたくさん詰め込める楽しさはハイランダーでしか味わえません。

実際のデュエルで、やりたいことをやれた時の嬉しさは普通のデッキの何倍も大きいと思います。

ハイランダーにはまだ未発見の最強デッキがたくさんある

どんなテーマがハイランダーに向いてる?

先に結論から書きます。以下の3つの要素を持つテーマがハイランダーに向いていると言えます。

①1枚初動があるテーマ
②再現性が高いテーマ
③出張できるテーマ

①の例:烙印、PUNK、勇者、アンデット族など
②の例:オルフェゴール、スケアクロー、
サイバース族、儀式関連テーマなど
③の例:クシャトリラ、召喚獣、恐竜など

もちろん、複数の要素を満たしているテーマもありますしここで紹介したテーマはほんの一例です。

②の再現性が高いテーマが一番重要です。
②のテーマは構築の中心になれます。
ここでいう再現性とは、ハイランダー構築でもサーチカードがたくさんあったり、初動が複数存在したり、条件が緩いEXデッキのモンスターで動けるなどの理由で安定して同じ動きができることです。

例えば、オルフェゴールなら「終末の騎士」からオルフェゴールを落として動きます。

落とすのは大体こいつ。
素引きしててもカノーネ落とせばOK。

「終末の騎士」にはサーチカードとして「増援」があり、同じ動きができるカードとして、「スクラップリサイクラー」「マスマティシャン」「ダークグレファー」「宵星の騎士ギルス」「おろかな埋葬」があります。
他にもディヴェル+ss可能なモンスターなどの2枚初動もあるため構築の中心にすることができます。

一方で、召喚獣は安定こそしますが初動となる「召喚師アレイスター」のサーチカードは「暴走魔導陣」と「テラフォーミング」のみです。
同じ動きができるカードは存在しないため、構築の中心というよりは出張セットが主な役割になります。

EXの枠を圧迫するが、
メインは圧迫せずリソースゲーにも強い

そもそも、テーマは気にせずGSでよい説

自分も自分の周りもテーマを意識した構築だったため検証できていませんが、所謂GS(グッドスタッフ)寄りの構築にしてとにかくカードパワーが高い汎用カードを詰め込んだ方が強い可能性があります。
汎用カードはカードパワーが高い分サーチできないのが常識でしたが、最近の遊戯王は汎用カードもサーチ可能。
プレイヤーが少なすぎて全然研究が進まず、新規カードばかり増えてくのがハイランダー界隈の現状です…

最強
障壁、激流、サンボル、羽根、テラフォなど
先行でも使えるのは革命的
トラップトリックはハイランダーでは使用不可
こいつならいける

どのテーマがより強い?

ハイランダー環境で現状強いと思われるテーマを簡単に紹介していきます。
最近のハイランダーは、カオスとPUNKを混ぜた展開系と烙印などのミッドレンジが強力で、メタゲームの中心になっている印象です。
また、ラビュリンスや蟲惑魔などの一部罠系デッキも十分なポテンシャルがあります。

テーマの強さを考える際、以下の4つが重要なポイントです。

1⃣カードパワーが高い
2⃣リソースを残せる
3⃣特定のカードで詰みにくい
4⃣召喚権なくても動ける

1⃣の例:未界域、カオス系、ティアラメンツなど
2⃣の例:烙印、オルフェゴール、召喚獣など
3⃣の例:PUNK、蟲惑魔、恐竜など
4⃣の例:未界域、クシャトリラ、エルドなど

デッキを組む際は、シンプルに召喚権が大切なテーマ+召喚権なくても動けるテーマを組み合わせるのが組みやすいと思います。
実際のデュエルだと長期戦になることも珍しくないため、リソースはしっかり確保できるようにしておくのがおすすめです。

ちなみに3⃣の特定のカードとは、主にこの2枚を想定しています。

ハイランダーはモンスターによる除去に頼りがち
対策必須

ハイランダー構築の場合、除去効果持ちの魔法罠が汎用カードのみの場合も多く、引けないとカオスアンヘルに苦戦してしまいます。
メインギミックで回答を用意できるテーマを出張させるか、EXにサロスを採用するなどで対策できます。

ユニコーンは様々なデッキに出張しており、EXのカードを抜かれると展開が大幅に弱体化するテーマの評価を下げています。
一方で、召喚獣のような息切れしにくいEXを持つテーマを採用するなど、対策が進んでいるカードでもあります。

実際にデッキを組んでみる

人によって組み方色々あると思うので、一番簡単な方法を紹介します。

①自宅ストレージにあるデッキの残骸を救出
②汎用カード、出張セットを付け足し
③一人回しで事故らないことを確認したら完成

3枚揃える必要がないので、ハードルが低くておすすめです。
汎用カードの余り、パックで当たったけど組まなかったテーマの束、汎用目的で買ったストラクの余りなどなど、是非有効活用してみてください。

お気に入りのカードをおしゃれ枠で採用してみるのも良いと思います。

個人的お気に入りカード

最後に、自分が組んだハイランダーデッキを少し紹介します。

深淵クシャオルフェハイランダー

ディアブロが闇だからディヴェルで出したトロイメアそのまま素材にすればリソースも残るし強いのでは!?という思いつきで誕生。
ハイランダー環境のデッキ破壊は非常に強力ですが、相手依存度が高いのが難点です。

デッキパワー◎事故率は気にしない

召喚烙印ハイランダー

しっかり勝つことを考えて組んだ構築です。
召喚獣の採用により、安定感とリソースの厚さが改善しています。相手に合わせて妨害を変えれる器用さが強み。ユニコーンが重くないのも◎

プレイ難度高め

今回紹介した構築は、ハイランダー同士での対戦を想定しているため誘発少なめで組んでいます。普通のデッキと対戦する際は誘発多めの方が戦いやすいと思います。

おわりに

SNSの発達により、強いデッキやプランがすぐに共有されるのが今の遊戯王です。
もちろん良いことなのですが、自分でコンボや構築を発見する機会は減っているのかなと思います。
その点、ハイランダーは分からないことだらけで、発見に満ち溢れています。
遊戯王の日など、カジュアルな場でちょうど良いデッキパワーになるのもおすすめポイントです。

時間があれば第2回も執筆するつもりです。
よきハイランダーライフをお楽しみください。
それではまた。

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