King Gnuの「The hole」を聞いて私が思うこと(過去の記事)

この曲を最近ずっとずっと、ずっと聞いている。
聞くと心がぎゅっとなる。
きっとこんな風に愛されたかった。
だれかに包み込んでもらいたくて、守ってもらいたくて仕方なくて、一人にしないで、近くに居てよと泣きじゃくりたくなる。
何度も繰り返した四季の中で一度も感じられなかった愛と、今持っているある人が好きで仕方ない感情がかき混ぜられる。
辛くてたまらないことを進んでやってしまうなんて愚かだよね。
でも心がこの曲を欲していて、いや本当は、こんな風に愛してほしくて、
少しだけ縋って吐き出してもいいような気がして、何度も聞いてしまう。
1人でこの感情が整理できない。説明できない。
この曲を聴くことで、この曲を「傷口」にしようとしているんだと思う。
何度聞いてもどこで聞いても泣きそうになって、1人でいるときに聞くとうっかり涙がこぼれてしまう。
すごく苦しくなる。


登場人物は僕とあなた。

晴れた空、公園のベンチで一人誰かを想ったりする日もある。
世界がいつもより穏やかに見える日は自分の心模様を見ているのだろう。
吐き出せばいいよ、取り乱せばいいよ、
些細な拍子に踏み外してしまう前に。
愛を守らなくちゃ
あなたを守らなくちゃ
消えそうな心の声を聞かせて
ぽっかりと空いたその穴を僕に隠さないで見せておくれよ
あなたの正体を
あなたの存在をそっと包み込むように僕が傷口になるよ。

「僕」は大切な一人の人のことを考えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?