高校生の時の思い出

最近好きな人と会った時に、アイスを一緒に食べるのが恒例行事だ。
夜中にスーパーに買いに行くだけで軽くなる足どり。
好きな人が言っていた「仲が良い人と行くとコンビニも楽しいよ」と言っていた、あの感覚。
あぁ、私もあったよそんな時が、と思って高校生の頃を思い出した。

親友と地下にある購買によく唐揚げを買いに行った。
授業のチャイムが鳴ったらすぐに「カフェテリア行こうよ」と言って、お弁当をもってきていた友達の腕を引っ張っていったっけ。
あのときは昼ごはんに唐揚げが追加されるだけですごく嬉しかった、楽しかった、なにより教室から離れて他学年の人ばかりが集まるところで、その子と二人であれこれと話すことが好きだった。
クラスのこと、行事のこと、次の授業の先生のこと、そんなことを毎日毎日飽きもせずずっと話し続けた。
話のネタに困らないというのはまさにこういうことだった。
授業に戻るために4階まで登る階段がかったるくて、途中で先生に絡まれて、後輩や先輩に挨拶をして、授業開始ギリギリの時刻に散らかした教室のロッカーから授業道具を出して、ドタバタと座る。

先生にはいつもタメ口だった。
質問ばかりしていた。1番前の席でたくさん質問をした。
授業中に友達と遊んだ。
地味な遊びをした。
体育の授業は嫌いだった。
体を動かすのが苦手だった。
そのせいか体育の先生もあまり好きになった先生はいなかった。

禁止されている自転車通学をした。
通勤中の先生に見つかって呼び出された。
学校帰りに毎日のように寄り道をした。
コンビニでお菓子を買ってボートに乗った。
高い滑り台の上で歌って踊った。
公園にころがっていた買い物用のカートに乗っかっておまわりさんに注意されたりもした。
でも非行はしなかった。
お酒やタバコをやりたがる同級生はバカバカしく感じられた。

不真面目ではなかった。
授業をよく聞いて他の子に解説をするのが好きだった。
テスト前はよく勉強を聞かれた。
テストの成績もよかった。

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