夢でよかった夢

追いかけられる夢を見た。
刃物を持ったひとに。
それで古い空き家を必死で逃げ惑った。
その追いかけられているときに精神が限界になって、人を3人殺したらしい。
でも人を殺した記憶は脳に無くて、人はこうやって連続殺人を犯すのかと思った。
空き家には逃げるために用意したロープなどがベランダから垂れ下がっている。
そして床には3本のバラが咲いていた。
私が夢の中で殺した人の数と同じだった。
バラを見るのでさえ怖かった。
紫と黒と赤のバラ。
バラから殺した人の死際が見えそうな気がした。
殺した記憶は無いのに。
忘れ物など気にしている余裕はなく、とにかくここから逃れようと車に乗り込んだ。
車で逃げようとしたとき、警察の人が来て私はあっけなく御用になった。
でもどこか安心したんだ。
私は安全なところに行ける、とほっとしたんだ。

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