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現実とネットとゲームの区別って

!この記事にはNEEDY GIRL OVERDOSE全クリア後の感想が含まれます

販売ページはこちらになります今度追加要素やスイッチ版も出ます店舗特典もありますよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





XPの起動画面みたいなやつの後に出てくる、「この物語はフィクションです」のゲームの雰囲気に沿った版。発売直後に買って起動してはいはい了解くらいの気持ちでOKを押してゲームを始めた覚えはある。
ある程度好きに進めた後、分岐が埋まっていそうなところをいくらか触って満足したので誰かの配信アーカイブを漁っては「性格が出るんだろうなぁ」という楽しみ方をしていた(何度もLINE未読エンド踏むとかケアがうますぎて病み0エンドとか)。
そういう楽しみ方でいいかな、と思っていたふしはあった。
もともとヘラってる女の子吸いてェ~くらいの動機だったし。

まあそれで終われなかったんですけどね!!!!!!!!!
マロ食い配信を見たら悩みマロへの返事がうますぎてこれは"""""ハマる"""""わ……と思ったし、

にゃるら氏の書き下ろしでうめき散らかした。
さらににゃるら氏のスタッフコメントは「不幸や悲しみを芸に昇華して小遣いや餌をもらう檻の中のケダモノ」について綴られているのだが、その中の一文にすんでのところで駆り立てられそうになり恐ろしさを覚えた。「自分はまだ観衆に紛れた誰かでいたい」と思っていなければすぐにでもなにか始めていたかもしれない。
(設定画とか開発の軌跡とかゲーム内エフェクトの話とかもめちゃくちゃ面白かったので買って読んでください)

そんなわけでしばらくぶりに起動して未回収のエンドや配信Lv5を見に行くことにした。
完全に自力だとそれこそもう自分のBomberGirlアチブを開けてしまう気がしたので、到達条件だけ検索して(探し出した先人に多大なる感謝しかない)約10時間後、PCのLANケーブルを抜いた。
PCのセットアップ時勝手にMicrosoftアカウントを紐付けられないように抜いたの以来である。

現実とネットとゲームの区別がその時だけ消滅した。
インターネットをやめる→回線切って健やかに生きるの、幸せへの道では?
それくらい衝撃というか、衝撃と呼ぶとシャープすぎるというか、かといって鈍痛でもない、なんだこの、なに、

いくらか落ち着いて記事を書いている今ならそれっぽい表現が思いつくかと思えばそうでもない、でも心酔して追いかけた誰かが自分の見ているうちにフィールドから去ってしまったらきっと同じように去ることを選んでしまうんだろうかとか、まとまらない感覚がすごい。
インターネットエンジェルでさえ旅立ったんだから私たちも、若者のインターネット離れ、お前もインターネットやめなよという誘い、IT関連銘柄暴落、不安定なPoketter、俺以外いないタイムライン、恐ろしいまでの説得力を以て迫ってくる。

だって、初配信直前にこんなことを言っていたあめちゃんがその先頭にいるんだもの。

「不明なエンディングに到達しました」と出る辺り、Data0で見られるあれこれの想定から大いに外れているのだろう。あめちゃんそのものというとなにか違ったりするのかもしれない。
今どうにかひねり出せる言葉があるなら、「同じ日に二度も駆り立てられそうになった」だろうか。


でも実際、インターネットによって視界が広がりすぎて困ることは大いに存在すると思う。
他人の完璧すぎる人生を見せつけられて病む10代女子とか、その話の記事を曖昧な記憶で探すうちに数年前の似た記事まで目にするとか、いわゆる「弱者」の話題にやたら高圧的な誰かしらとか、作品を叩かれるとかもうなんとかかんとか。
完全にやめないまでも離れてぼんやりする時間は要るのではなかろうかと思う。かのオアシスを受け継いだ青年だって「リアルに触れる日」を定めたし。

とりあえずMegaten引き当ててアチブを30/30にしようと思います。
1/65535じゃなくてよかった。
こういう風に「○○し終わるまで死ねねえ」がずっと続いてくんだろなぁ事あるごとに死にてえって言い散らかしてるメンヘラなのにね。

他エンドについて語ってる記事→https://note.com/tsuyu_tarou/n/ndc14de34c7b8

追記(2022/08/29)
記事を書き上げた後も情緒というやつがおかしいままで寝付けず、気絶寸前になってようやくベッドに入り目を閉じたらあらゆるネットミームみたいな顔をしたあめちゃんがゲーム内の音と共にまぶたの裏にたくさん現れ続けて怖かった。
どうやって寝付いたかは思い出せない。