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つくることは生きること☆彡

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これは 今朝染めた紙。
ドーサ液(撥水液)で模様を付け 色の墨で下地を塗り その上に柿渋でもう一度染色。
少し深み(奥行き)が出て少しだけ金属っぽく光沢が出たのがお気に入り。

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同じような染め方でも 和紙の種類によって これだけバリエーションが出ます。
また 墨色を入れてすぐ 和紙を揉むのか 時間をおいて揉むのか 墨を入れるとき表からなのか裏からなのか・・・やってみなきゃわかんない。

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染めた和紙は こんな風にお皿に加工したり、箱に貼ったり。

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最近は いろいろバリエーションも増えました。
染め和紙は実験で やってみなきゃわかんないし まず100%思ったようになることはない けれど 失敗やうまくいかなかったことを排除していくうちに だんだん 納得のいくやり方が見えてきます。

トップ画像の ノートは 実験用ノート。
20年間続けているので 失敗の山(笑)ただ 失敗の経験が積み重なることによって新しい方向性が見えたり、ときどき 「ひゅっ」と 神さまが 降りてくる瞬間って言うのもある。 ひらめきって言えばいいのかな。

自分の美的感性を磨いて 自分がいいと思うものを 多くの人が 美しいと感じたり 面白いと思ってもらえたり 気に入ってもらえると励みになります。
毎日 少しずつ 手を動かしてものつくりをすること。
いつでも できるだけ美しいものを鑑賞し 自然の空や花や 雲を気を付けて観察して 楽しみながら美的感性を 蓄積して そして養っていくこと。 

つくることは生きること。大変だったりしんどかったりするけれど、そして、あんまりもうからないけど 和紙と和紙を染める仕事ができていることはとても幸せなことだと思います。

                   梅田剛嗣


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