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確かにそれら全てやることは大事だし、同じくらいそれらをやらないことも大事

Aが正しくて正義で、Bは間違っていて悪!
こう言えたら楽なんですけど

ほとんどのことに関して
Aも正しいし、同時にBも正しい

その人が置かれている状況や背景、
歩んできた文脈によっては
こういった両側面があることが多いです

今回はやるべきこと、やったほうがいいことと、
逆に
それをやらないほうがいいこととの二面性について思うことを書きます

残念ながら可処分時間は限られている

大変残念なことに
一日は24時間しかありません

当たり前のことですが
これを過小評価するとやったほうがいいことの量や質、優先順位を見誤るので
しっかり等身大に評価する必要があると思います

まず
「大変残念なことに、私の1日は24時間しかない」
これを理解しておきたいです

さらにそこから寝る時間、食事をする時間などを引くと
一日にやりたいこと、やるべきことに使える時間は
もっと少なくなってきます

まずは、
「私に与えられた自由に使える
   可処分時間は限られている」
これを正しく等身大に知っておくことはすごい大事です

残念ながら可処分体力も限られている

与えられている時間の中で
多くをこなそうとした時
理論上これをこなしてこれをやって、そしたらこれをやる!
こう考えれば終わるはず、と見積もったタスクがこなせない、といったことは往々にしてあります

その原因の一つに
残念ながら可処分体力も限られている
といった要素があります

人間は機械じゃないので
やったらやっただけちゃんと肉体的に疲れていきます
そしてこれは人によっては
すごく疲れる人もいるし
あんまり疲れない人もいます

つまり
同じことに同じだけ取り組んでいるのだけど
人によってはすごく体力を削られてしまうし
人によっては全然体力を削られない
そういったことが起きます

ここも意外と過小評価されがちで、
人によっては無視してしまう人もいます

自分のHP(体力)は何ポイントあって
そのイベント、タスクをこなすことは
HP何ポイント分のことなのか?
それを等身大にきちんと見積もる技術は大事です

ここを見誤ると、
こなすべきタスクの量とスピード、優先順位が狂います

さらに残念なことに容量は手軽に購入できない

スマホなら容量が足りなくなれば
手軽に追加購入でき、その場で容量を増やすことができますが
人間はそうはいきません

こなせるものの量や質といった容量は
それまで培ってきたことによって形作られているので
今現在、体力的なキャパのアッパーまで来ているからといっても
そう簡単に容量を増やすことはできないのです

仮に瞬間的に無理して容量を越えて頑張れたとしても
長く続かないのと、続けようとすると人によってはバランスが取れずに崩れていきます

全てこなそうとすることが本当に最善か?

思いついたこと、やった方が良さそうなことをやみくもに全てこなそうとすると、バランスが崩れて破綻します

あなたの時間も体力も限られているので
その見積もりの範囲内で本当にこなせることか?
常に見積もりなおして、見直していくことが大事です

これは人によって様々なので
自分の場合はどうなのか?
をしっかり向き合うことが必要です

絶対値はプラスでも文脈や背景を考えたら相対的にはやらない方がお得なこと

世の中には
絶対値としては確かにやった方がプラスで良いのだけど
"時間が有限であり、体力が有限な私"
にとっては
相対的にやらない方が良い、といったことはたくさんあります

本当にそれをやった方がいいか?
それをやってしまうと自分が減ってしまわないか?
自分の余っている部分の中で処理できる範疇のことか?
余らせる工夫が必要では?
余らせるためにどうしたらいい?

自身の抱える特性や性格、考え方、強みや弱み、歩んできた背景やその状況に至っている文脈
それらをちゃんと考慮した上で
トータルで考えた時
やった方がお得なこと
やらない方がお得なこと

これを考えていきたいです。


優先順位、少し先の未来の展望、戦略的諦め

優先順位

これはいろんなところで大事と言われていますね

家庭と仕事のバランス
仕事の中でのタスクの優先順位
家事の優先順位
レジャー、趣味の優先順位

全てこなせたらそりゃ一番いいのだけど
有限な世界観の中で戦う私たちにとって
それは難しい

となれば、
より優先度の高いものからこなしていきたいです

少し先の未来の展望

優先順位を決めると、
確かに優先順位の高いものはこなせるようになったのだけど、優先順位の低いものになかなか取りかかれない、、、といったことが起こり得ます

ここで向き合っておきたいのが
少し先の未来の展望です

優先順位は常に入れ替わっていくもので
優先順位の高いものは置き換わっていくのですが
問題は、優先順位の低いものたちです

ここには、とりあえず今すぐには取り掛からないけど
後で取り掛かりたいものがたくさんいるはずです

そして、それらより優先度の高いものは後からも入ってきます
この後から入ってきた優先度の高いものたちに追い抜かれてどんどん優先度の低いものたちが後回しにされてしまう
こういう構造で優先順位の低いものたちは置き去りに、つまり後回しにされていきます

なので期限を決めて、
優先順位が確かに低いけど、ここまでにはなんとしてもやりたいといった限界点を設けておくことで
優先度の低いものにもしっかりと向き合右ことが大切です

加えて、自身の容量を増やす試みをすること、そして誰かに容量を借りる思考も大事だと思います

自身の容量を増やす試みとは?

確かに今すぐには容量は増やせないし
時間も体力も限られている
でも一つのことを効率よく短時間でこなせるように何度も練習したり
体力の消耗を最小限に無駄な動きを減らしてこなすことを増やすことができるようになる
といったイメージです

容量を借りるとは?
自分ではない人や物の力を上手に借りるということです
自分がやらなくてもいいことは人やものに任せて
やってもらうようにする
こうしたことに取り組むと
自分の容量が変わらなくてもこなせることの総量を増やすことができます

戦略的諦め

優先順位をつけて、少し先の未来の展望も立てた

その上で、じゃあ今この瞬間からできる
もっと効率よくやるべきこと、やるべきでないことに向き合う方法はないのか?

それを僕は戦略的諦めと呼んでいます

簡単に言うと
今この局面では諦めたほうがお得だ
ということは全て潔く諦めてしまおう
と言う考え方です

大事なのは、その局面においてはそれについてはもう一切考えず、スパッと綺麗さっぱり諦めてしまうことです。

今できないのなら
それは今のあなたにとって必要なことではないし
必要でないのなら諦めたほうが
それについてもう考えなくていいことになり
考えるためのリソースが空くのでその分管理コストが落ちます

今重要でないとジャッジしたものは
関係のないことなので一切考える必要はない、
という判断です。


有限な世界観の中でやりたいことと向き合うコツ

やりたいこと、やるべきこと、やった方が良さそうなことがたくさんあるとき、時間も体力も有限な中でどうそれらと向き合っていくかを考えることが大切だと感じます。

無理して闇雲に全てこなそうとするのではなく
いかにして不足を補いながら戦っていくかが重要です。

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