桜桃忌に慌ただしくヴィヨンを知ることについて慌ただしく書く
今日は6月19日。太宰治の誕生日であり「命日」(ご遺体が発見された日)である。そんな日に僕は積読読書会を催すということで、せっかくならと太宰治全集で彼の手記を読んだり、大好きな『ヴィヨンの妻』を読み返したり、習作と晩年の文章を読みくらべている。
僕は太宰治の文章のなかで『ヴィヨンの妻』が好きだ。とても好きだ。そしてその好きな気持ちと裏腹に、僕は太宰治がどのようにして「ヴィヨン」というフランスの中世詩人を知ったのかを知らない。
こうなってくると、なんだか軽々しく「積読読書会