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椎葉村図書館「ぶん文Bun」

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小宮山剛が「クリエイティブ司書」としてデザインした秘境・椎葉村の図書館「ぶん文Bun」について書いた長めの記事はこちらに上げます!
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2021年7月の記事一覧

約束する秘境:図書館ブランディングの話

椎葉村図書館「ぶん文Bun」のクリエイティブ司書、小宮山剛です。 〇宮崎日日新聞さんのイベントで講和しました先日、宮崎日日新聞さんの「宮日ブランチ会」にてお話しする機会がありました。当日は宮崎県内に支社・支店(ブランチ)をもつ企業様53社を代表する方々へお話しいたしまして、その時の様子が7月3日の宮崎日日新聞朝刊にも掲載されていました。オンラインですと下記リンク「プレみや」からご覧いただけます。 ご覧いただけます・・・なのですが、記事文章を引用するとわかるとおり「プレみや

意志あるところ本あり。

※本記事は小宮山剛ホームページ「雨読につぐ雨読」からの転載です。ところどころリンク抜けなどがあり畏れ入ります。 Where there is a Will, there is a Way. (意志あるところ道あり。) これは我が母校、東福岡高校高等学校でも校訓に使われている金言です。有名ですよね。 今回はこれになぞらえて、椎葉村図書館「ぶん文Bun」の選書に込められた「意志」の一端をご紹介したいと思います。 「選書」というのは、図書館の命とも言える作業です。これを疎か

そうさ気持ちはバーテンダー

※本記事は小宮山剛ホームページ「雨読につぐ雨読」からの転載です。ところどころリンク抜けなどがあり畏れ入ります。 ***** 10月23日、僕の職場である椎葉村図書館「ぶん文Bun」には多くの視察があった。どれくらい多くの視察があったかというと、こうして自分のブログ文章を書き始めるにはいささか忙しさに過ぎ、一方で合い間合い間に少しずつ他人の文章の校正をすることで約4,000字くらいの記事を校了まで持ち込むくらいの時間があったというくらいだ。つまり、僕のブログはこうしてずっと

椎葉村図書館「ぶん文Bun」の開館後:「秘境は遠い」、「コロナ禍で行けない」……ぜ~んぶ追い風に!

※この文章は、株式会社未来の図書館研究所さまが発刊するNEWS LETTER(No.5、2021年7月1日)に掲載された小宮山剛執筆の記事について、ウェブ転載許可を得たうえで再掲したものです。校正の都合などで上記未来の図書館研究所様のNEWS LETTERと内容が異なることがありますのでご了承ください※ ◆椎葉村図書館「ぶん文Bun」の開館後:「秘境は遠い」、「コロナ禍で行けない」……ぜ~んぶ追い風に!  日本三大秘境、椎葉村。九州のほとんど真ん中、宮崎県と熊本県の県境に位