【MTGA】マルドゥ・アグロ(2021/8 スタンダード2022 ミシック到達)

こんにちは。アグロスペースのプレイヤーTim Sakamotoです。今月もギリギリでしたがランク戦（スタンダード2022：BO1）においてミシックへ到達することができました。スタンダード2022もシーズン２でございまして、今回はアグロデッキでフィニッシュのテープを切ることができました。

今回使用したのは白黒アグロデッキに「スカルドの決戦」のために赤マナを入れた「マルドゥ」のデッキでございまして、構成は王道のアグロデッキです。それではデッキをご紹介いたします。

デッキ
4 針縁の小道 (ZNR) 263
3 スカルドの決戦 (KHM) 229
4 沼 (AFR) 273
4 平地 (AFR) 265
4 荒廃踏みの小道 (KHM) 252
4 陽光昇りの小道 (ZNR) 259
4 スカイクレイブの大鎚 (ZNR) 27
3 スカイクレイブの亡霊 (ZNR) 39
4 スカイクレイブの影 (ZNR) 125
4 堕ちたる者の案内者 (KHM) 35
4 侮辱 (STX) 193
4 消失の詩句 (STX) 244
3 無私のパラディン、ナダール (AFR) 27
4 ダンジョン・クロウラー (AFR) 99
3 光影の交錯 (STX) 272
4 墨の決闘者、キリアン (STX) 197

「スカイクレイブ」と名を冠するカードを寄せ集めて作ったアグロデッキでございまして、かねてより個人的に「マルドゥ スカイクレイブス」と名前を打ってプレイしております。まずは「スカイクレイブの影」を筆頭に「スカイクレイブの亡霊」「スカイクレイブの大槌」と、どれも各色を代表するくらいの強力なカードです。特に「スカイクレイブの影」は追放されない限りは除去されても、土地をキャストすれば墓地からキャスト可能で、全体除去からの復帰を有利に進めてくれます。

これらのカードを軸に、１マナ帯からマナレシオ（マナとパワー比）の良いクリーチャーをどんどん並べ、３マナ目でスカイクレイブの大槌を装備させ飛行に加え先制攻撃で、さらに打点を高め、最後は「スカルドの決戦」でアドバンテージを加速させフィニッシュする、という王道の流れです。その中でも「墨の決闘者、キリアン」は威迫と絆魂を持っているため、スカイクレイブの大槌をつけると「パワー４、飛行・威迫・絆魂・先制攻撃」という怪物クリーチャーに変わります。伝説クリーチャーですので場に１枚しかキャストできませんが、逆に除去されても継続的に場に出し続けることができるとも言えます。

除去は最軽量の追放インスタント「消失の詩句」と「スカイクレイブの亡霊」という最低限でありながら、かなり強力なものを採用しています。もちろんこれらでは対応できないカードもございますが（例えば「群がる骸骨」）、そこは諦めております。また、ダイアモンドランクを上がる上で、アグロデッキの天敵となる「全体除去」を未然に防ぐため「侮辱」というハンデスカードを採用しています。これにどれだけ助けられたかわかりません。ハンド確認できるだけで、戦略上は十分な効果を及ぼします。

先月よりスタンダード2022で遊べるようになり、プレイヤーは主戦場をこちらに切り替えました。最初期である先月は、完全にアグロデッキがひしめき合っており、私はそれを意識したミッドレンジデッキを用いることにしていました。それに比べて今月は、先月私が用いたような「ミッドレンジ」が場を多く締めており、とにかく頻繁に全体除去を放つデッキが多く見られました。氷雪の白黒（オルゾフ）で「雪上の血痕」で全体除去を繰り返すタイプです。さらにそのようなデッキでは「情け無用のケイヤ」を入れていることが多く、終盤以降に巻き返される印象でした。

他には相変わらずイゼットドラゴン、ラクドスドラゴンのように「黄金架のドラゴン」を軸にしたデッキが目立ちました。先月では、イゼットデッキにも「巨人デッキ」が散見されていましたが、今ではほとんど消失してしまいました。また、今月は緑単色デッキとの遭遇率も低かったです。早々にミシックに行かれてマッチングしなかっただけでしょうか？ 私も何度か緑単色デッキをランク戦で使ってみましたが、思うように勝てない印象でした。やはり、クリーチャーデッキに対するメタが働いています。

そんななか、スカイクレイブの影やスカイクレイブの大槌など「除去からの復帰が素早く強力」さらに「スカルドの決戦で、もうひと押しできる」という構成で挑んだ今回のデッキは、アンチ・クリーチャーデッキへのさらなる回答として立ち回ることができたと思います。ただもちろんクリーチャーを並べるだけでは勝てませんので、効果的なタイミングでハンデスを撃てること、そして最適なカードを除去できる選択力は必要だと思います（動画では何度も選択をミスしています）

ちなみに、先月のミシック到達デッキである「黒単ミッドレンジ」と今回の「マルドゥアグロ」を勝負させたらどうなるか？ 予想はつくと思いますが、殆どの場合で黒単ミッドレンジが勝ちます。「影の評決」です。逆に言えば、マルドゥアグロへの対策が昨月の「黒単ミッドレンジ」だったと言えます。しかし、これは周りの環境で最適なデッキを選ぶ問題でございますので、様々なタイプのデッキを構成し、その時に最適なデッキで、ランク戦に挑めればと考えております。

以上でございます。今回はマルドゥアグロデッキ「スカイクレイブス」の紹介をさせていただきました。カルドハイム時代から好んで使っていたデッキでしたので、今回のようにミシックへ到達したことで「ミシック到達デッキ」として紹介できることは、本当に嬉しい限りです。今後もアグロスペースの動画よろしくお願いします。

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