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【MTGA】黒単ミッドレンジ(2021/7 スタンダード2022 ミシック到達)

こんにちは。MTG配信Youtubeチャンネル「アグロスペース」のプレイヤーTim Sakamoto(阪本 剛)です。

2021年7月にスタンダードにて「フォーゴトン・レルム探訪」という新しいエキスパンションが登場し、それに伴ってMTGアリーナでは秋以降の新しいスタンダード環境で使用できる現時点のカードを使用して「スタンダード2022」としてランク戦を行うことが出来るようになりました。そのカードプールは「ゼンディカーの夜明け」「カルドハイム」「ストリクスヘイブン」「フォーゴトン・レルム探訪」の4つのエキスパンションのカードで成り立っております。

これに伴ってプレイヤーは「スタンダード2022」でランク戦を行っていくことにしました。それは現在のスタンダード環境の「最適解に収束された環境に飽きていたこと」と、同時に「まだ解の分からない環境のほうが面白そう」ということ、もう一つは「他のYoutubeチャンネルはスタンダード2022の紹介はしないだろう」という予想に基づく理由でございます。

結果として今月のランク戦は非常にプレイを楽しめた月でした。スタンダード2022のプレイイングでは良い意味で「原始的」であり、中学校の頃にMTGに手を染め、夢中になっていた頃のような気分に浸れました。あの頃はネットもないので、一般的に強いデッキなど、知る由もなかったので。

というわけで、今月はスタンダード2022でランク戦を行い、なんとか7月31日の最終日にミシックへ到達することが出来ましたのでご報告いたします。

デッキ
4 よろめく怪異 (AFR) 119
21 沼 (AFR) 273
4 ひきつり目 (STX) 70
4 命取りの論争 (AFR) 94
2 西門の主 (AFR) 126
1 オニキス教授 (STX) 83
4 影の評決 (ZNR) 124
2 ドラコリッチ、エボンデス (AFR) 100
4 ゼラチナス・キューブ (AFR) 105
4 魂の粉砕 (ZNR) 127
2 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
2 目玉の暴君の住処 (AFR) 258
3 遺跡の碑文 (ZNR) 108
2 ウォーロック・クラス (AFR) 125
1 スカイクレイブの災い魔 (ZNR) 122

サイドボード
2 害獣召喚学 (STX) 211
2 壊死放出法 (STX) 78
1 殲滅学入門 (STX) 3
1 環境科学 (STX) 1
1 マスコット展示会 (STX) 5

今回は「黒単ミッドレンジ」を使用しました。戦法の軸は「影の評決」で、これをキャストできる状態に持っていってから交戦をスタートするイメージです。スタンダード2022は現時点ではアグロデッキが優勢を占めており、ここに対してアグロで立ち向かうには分が悪いと判断しました。そのため、コスト3以下を影の評決で沈めて、それ以上を魂の粉砕ゼラチナス・キューブで除去しつつ、ボードアドバンテージを稼いでいきます。最終的には「ドラコリッチ・エボンデス」「西門の主」などの飛行クリーチャーでフィニッシュするのが理想の流れです。

全体的にコストが重いですので、序盤は「よろめく怪異」「引きつり目」に「命取りの論争」を使用して、マナを生成する宝物トークンや「環境科学」によって土地を確保し、後半につなげていきます。現在の白や緑、赤に代表される高速アグロ相手には、確実に5ターン目以内に影の評決を放てる状態にしておきます。

5マナを軸に構成しているので「遺跡の碑文」もキックキャストすることが多いです。序盤に使っても良いですが、後半に使っても腐りません。碑文によるクリーチャー除去はコスト3以下ですが、現在はトークンクリーチャーも強力なものが多いため、意外と後半でもクリーチャー除去として使用機会がございます。

またスタンダード2022における最強の単体クリーチャー除去である「魂の粉砕」を使用できるのが非常に強力です。魂の粉砕はインスタントによる「生贄強要」なので「黄金架のドラゴンによる宝物生成を発生させませんし、「イムリス」などの「護法のコスト支払いも発生しません。スタン2022における黒をタッチさせる理由と言えます。

またフォーゴトン・レルムでは黒に強力な土地カードがデザインされました。「目玉の暴君の住処」です。クリーチャー化出来る土地(ミシュラ・ランド)で、各色でデザインされていますが、その中でも黒のミシュラランドが特に強力です。起動に4マナですが威迫を持ち、アタック時にお相手の墓地からカードを一枚追放できます。これは特に最近流行を見せている「ドラゴンデッキ」におけるクリーチャー全体除去である「ドラゴンの介入を予防する効果を持ちます。ドラゴンの介入の攻撃力は、お相手の墓地のスペルのマナコストに依存するからです。ここで「マグマ・オパス」などのリアニメイトされそうなカードを事前に除去することが可能です。

他にもこのデッキでは、最終兵器として「ウォーロック・スカージ・コンボ」を起動できるようにして、状況が揃えばワンショットキルも可能にしています。これは「ウォーロッククラス」と「スカイクレイブの災い魔」を利用したギミックです。詳しくは下記の動画をご参考ください。「襲来の予測などで打ち消しできないので、コントロール相手への切り札になります。

今回スタンダード2022の最初の月において私にとって黒単色デッキでミシックに到達し、今回のデッキを「ミシック到達デッキ」として紹介できるのは大変嬉しく思っております。また念願であった「スカイクレイブの災い魔を含めたデッキ」で紹介することができて、感無量でございます。プレイも大変面白かったですし、今月のランク戦は本当に楽しかったです。

それにも増して「フォーゴトン・レルム探訪」でリリースされたカードが本当に面白く、デッキ開発をやめられませんでした。それが今月のランク戦へ取り組む時間を奪った一つの大きな理由でございます。MTGアリーナを始めて半年以上立ちましたが、7月は一番楽しい月だったと思います。

以上でございます。8月もまた、新しいデッキを引っさげてランク戦に挑みたいと思います。今月もまた「アグロスペース」をよろしくお願いします。


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