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MTG②アグロデッキで勝率を上げる

MTGアリーナを初めて1ヶ月立ちました。今使っているデッキの内容を紹介します。

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Youtuberを参考に、無課金でコツコツ集めてます。基本的には単色が好きです。そのへんの自分の理屈「勝率を上げるには」を述べたいと思います。

まずMTGのランク戦(BO1:1回勝負)でダイアモンドを目指すには、ゴールドランクの24戦で少なくとも3戦で2勝を連続できなければ達成できません。勝率67%です。このペースで勝ち続けたとすると連続72戦でこの勝率を維持する必要があるのです。周りと統計的な差がないと難しいことがわかります。

統計的に強いデッキを作るには、いくつかの考えがあります。

1.土地事故を減らす

まずは「負ける原因を減らそう」ということを考えます。土地事故はMTGをやっていれば毎日経験することです。土地が来なかったり、土地しか来なかったり。実際殆どの「確実な負け」に繋がる重大な因子です。極力減らすべきです。

土地事故を減らす手段として最も簡単なのが「土地の適正量を検討する」「マナの種類を減らす」「マナ要求を減らす」です。言ってしまえば「単色デッキで、土地を24/60入れれば良い」ということに付きます。もちろんカードシナジーで解決する手段もあるとは思いますが、土地3〜5枚めくらいの事故は防ぎようがないときがあります。しかしながら防ぎようがない原因での負けが10回に1回でも起こるなら採用すべきでは無いと考えています。なので、我々のような初心者はまずは単色で検討すべきと思います。

2.先手必勝戦略を考える

MTGのような手番が変わるゲームの理論では「必勝戦略は先攻にのみ存在する」というものがあります。

1.背理法を用いて、逆に「後攻に必勝戦略がある」と仮定する。

2.後攻が必勝戦略を用いた後、次の番の先攻側が必勝戦略を使えることになる。

「上記は矛盾するので、先攻のみに必勝戦略が存在する」というわけです。MTGでは特に序盤の差は大きく、高速アグロはその差を活かす戦略とも言えます。一応MTGでは半分の確率で先攻が回ってくるそうです。先攻での勝率は70%以上が必達目標です。

3.ミニマックス戦略とは

簡単に言うと「自分の損失を最小限にする」「その上で自分の利益を最大化する」というものです。我々が考察するマーケティングでは「最小コスト内での利益最大化」というべきものでしょうか。言ってしまえば「負ける原因を最小化せよ」ということです。というわけでデッキコンセプトを考えるよりも何よりの基礎中の基礎が、まさにこれです。強いシナジーやコンボを考える前に、まずこれが達成されない限りは、勝ち続けることは難しいです。

ミニマックス戦略はゲームのコンピュータ側の意思決定の原理に古くから使われていましたし、現在でも十分活躍しています。MTGのランク戦のように何度も繰り返して勝負する場合は、このような数学的に強い考え方を身に着けておくことは重要です。

ネットでデッキレシピを見ると思います。あれは基本的にBO3(3戦して2勝先取り)のレシピで、サイドボードを準備しています。サイドボードが使える環境であれば、事故率を調整できるかもしれませんが、誰とどのようなデッキと当たるかわからない環境で、統計的に勝ち続けるには、まずは原理原則を学ぶことが重要です。

ランクマッチでダイヤモンドに到達するには、明らかにデッキの差が出ます。私がゴールド中盤にいた頃からダイヤモンドに上がったのは、オーラエンチャントでクリーチャーを対処しカードドローを引き出す「黒単オーラ」を取り入れたときでした。明らかに勝率が変わりました。加えて裏面が土地の「マキラールの再誕」を入れたことで、クリーチャー除去のカウンターとして、魔王の器の復活源として活躍し、これも勝率を上げる一因にもなったと思います。

後は「自分の苦手な敵を知る」というところに付きます。私のデッキは特に白単色を苦手としています。特に「太陽冠のヘリオッド」を中心とするデッキには手を焼きます。破壊不能ですからね。メインで使っている黒単ではこのカードのために「追放除去」を用意して、他にも白対策としてエンチャント破壊も取り入れています。後は勝負次第。5割勝てれば良い方でしょうか。一方ローグなど切削デッキには強いほうです。「スカイクレイブの影」「悪魔の抱擁」は墓地に落ちても活用でき、実際この2種のカードだけで十分な攻撃力を持ちます。破壊されても何度も利用できるので。他にも、これまではヨーリオンを擁するデッキが多用する全体除去などに苦戦を強いられていましたが「マキラールの再誕」が一部でも防いでくれるので、割と順調です。「残忍な騎士」はプレインズウォーカー要員です。

というわけで、きれいな勝ち方よりも、まずは事故による自滅をなくしましょう。勝利の方程式の組み立てはその後です。

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