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複雑な仕事の質を上げる3種の神器「型」「段取り」「構造化」
段取りというとどんなイメージがありますか?聞くと多くの人がおっしゃるのは「料理」です。何も考えずに始めるよりも、やることを整理して段取りをしておけば効率的に進めることができます。
「段取り8分、仕事2分」と言う方もいらっしゃると聞きますが、仕事においても大切な概念だと思います。プロジェクトの段取り、ミーティングの段取り、ワークショップの段取り、説明の段取り、、、など、仕事においてやることに段取り
完了を目標にしてませんか?「完了より成功」を目指そう
多くの人が「終わらせる」ことに追われているこれまで多くの方の目標設定をサポートさせていただいたり、いつまでにどうしたいんだっけ?みたいなゆるい話をしているときでもありがちなのは、何かを「終わらせる」という話になりがちなことです。
とにかく「終わらせたい」ので、不確実性が高いほど、とりあえずタスクを作って終わらせようとしたくなります。「本当にやるべきなのか」という問いを忘れて。タスクが終わると、や
構造(モデル)を使った、新しいファシリテーションの方法
私は、ここ15年ほど数えきれないほどのファシリテーションをしてきました。最初の10年ほどの多くは付箋で行い、コロナ禍になってからリモートが中心になったため、オンラインホワイトボードも使うようになりました。
ただ、最近はBalusというツールを使い、参加者と構造化しながらワークをやっているのですが、ファシリテーションの方法や概念が変わり、効果も全然違うことに気づきまして、ここに書いてみたいと思いま
初めてマネージャーになる時に習得するべきたった一つのスキル
ほとんどの会社、職種でマネージャーという役割は存在します。やりたいやりたくないに関わらず、組織的にマネージャーが必要となり、そこに成果を出しているあなたに白羽の矢が立ちます。
研修が充実していたり、マネージャーになる以前に色々な経験をしていて、満を持してなる人もいれば、そういう準備無くなる人もたくさんいます。満を持してなったとしても、そうでなくても、戸惑う人が多いという印象です。
マネージャー
話が噛み合わないときの処方箋
対峙している仕事や物事が複雑化している日々チームで仕事をやっている中で、話が噛み合わず、中々思うように前に進めないことがありませんか?
情報量が増え、変化が激しい環境になった昨今、物事が複雑になり、整理をするのが困難になります。人や立場によって考えていること、見ていることが違い、中々話が噛み合わず、コラボレーションにも時間がかかり、課題特定に時間がかかり、アクションや変化が遅れていきます。
そ
「話せばわかる」が成立しにくい理由
①言語能力の限界話せばわかる、という人と、話したってわからない、という人でわかれます。両方正しいんだと思いますが、話せば分かるには相当なコストを払わないと実現できないことが多いのは事実ではないでしょうか。
人が違えば考え方も見ているものも話している言葉もまるで違う。ある意味当たり前の事実だったとしても、物理的に1メートル先に相手がいて日本語がある程度通じていると「同じ」ではないかという錯覚に囚わ
使われないものをつくってしまう隠れた構造
私自身のキャリアはずっとシステム開発かプロダクト開発でした。様々な現場を経験してきましたが、理想的な現場ばかりではありませんでした。
開発の現場には様々な制約があります。予算、納期、組織や開発のルール、発注者の思惑、組織長の思惑…。様々な制約にがんじがらめになりながら、なんとか試行錯誤しながら開発しているというのがリアルな開発現場です。
そんな中で努力をしてリリースしたにもかかわらず、残念なが
物事を構造的に捉えることの大切さ
日々仕事をしていると、目の前で様々なことが起こります。すぐに解決する必要がある課題であることもあるし、課題とも言い切れないなにかモヤモヤとしたことであることもあります。
事象には概ね何かしらの原因があります。1つの場合もありますし、複数の場合もある。多くの原因が絡み合っていることもある。絡み合えば合うほど、起こった事象は繰り返します。繰り返し方も様々で、同じ事象が起こることもあるし、違う事象に見