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バケットに穴が、、、

おはようございます。津和野ヤモリーズ3期生の有村です。

タイトルとTOP画が一致していないのは一旦置いときまして、

津和野でもすっかり秋が深まり、現場に行く道中に見かける紅葉した山々がとても美しいです。

さて、現在私がバックホウで作業道開設している日ハム現場では、11月末の作業道開設完了を目指しています。しかし、この完了というのもどこまですれば完了なのでしょうか。作業道開設の補助金を獲得できる基準をクリアできれば完了なのか、それとも津和野ヤモリーズの師匠である岡橋清隆氏が実践されている「壊れない作業道づくり」のように要所に丸太組み工法を施工し、路面にバラス(砂利)を敷いて伐出した材を乗せた2tダンプが安全に走れるようになれば完了でしょうか。

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【裏積み工施工の様子】

もちろん後者の「壊れない作業道づくり」のような作業道が出来れば理想的ですが、山の条件、補助金の有無、請負なのか持ち山なのかなど環境や立場によって変わってくると思います。しかし、将来的には請負で補助金を受けて時間的・金銭的制約のある中で作業道づくりを行っていくことになりますが、補助金を受けれる基準をクリアするのは最低ラインで、いかにそこから「壊れない作業道づくり」に近づけれるかが肝要だと思います。そのためには、今の地域おこし協力隊の任期中に「壊れない作業道づくり」の基礎を叩き込み技術力の向上を図っていくとともに、路線踏査で丸太組みをしなくても安全なルートを選定できる目を養うことができるよう勉強していこうと思います。

とはいいつつも、日ハム現場では自分の未熟さも相まって補助金を受けれる基準をクリアするのが精一杯になりそうです(汗)なかなか難しいですね。

日ハム現場は赤土が多く施工は楽ですが、いったん雨が降るとぬかるんでしまい、そこを通行することでさらに路面状況は悪化していきます。本来はそこにバラスを敷くことで雨後や急勾配でも2tダンプがスリップせずに通行できるようになります。

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バラスも現地調達できるのがベストなので、バラス層にヒットするのを期待して道を進めてきましたが何も出ず。バラスかと思いきや踏むとバラバラになる偽バラスだったり、バラスが出やすいとされる尾根のヘアピンカーブでも収穫は乏しく、意気消沈していました。しかし、ついに踏査の際にここはバラスが出るかもしれないと見込んでいた地表に石が散在している地点に到達しバケットで掘ってみると「ガリガリ!ボロッ!」いい音がするじゃないですか!

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今までの無念を晴らすように一心不乱に岩をバケットの爪で削ってバラスを採掘していると、あれ、バケットに穴空いてないか⁇ 恐る恐る確認してみると不安的中でバケットに穴が、、、

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業者に問い合わせると、バケットの磨耗が原因とのことでしたが、本来ブレーカーで割るべき硬い岩をバケットで削っていたのも一因だと思います。修理はバケットの背の鉄板を取り替えてさらに補強の鉄板を溶接することになりました。

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修理を終え、禍々しいフォルムになって3〜4日で帰ってきましたが、修理におよそ7万5千円。痛い出費です。

ということで、バラスは諦めてルートを下方に修正し道を進めて行くことになりました。

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一喜一憂の日々ですが、11月末までに作業道開設完了を目指しての意味とバケットが無事修理を終えて帰ってきたお祝いを兼ねて、TOP画にある大賀さんの作った間伐材のスウェーデントーチでステーキ(スーパーのキヌヤで買った1000円の)を焼いて英気を養いました。残りわずか頑張ります!!

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※山火事にならないよう水を用意し、十分に注意しております。

ご覧頂きありがとうございました🙇

有村 望


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