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ウッドフェアに行ってきました

うららかな春も過ぎさり夏の暑さが迫ってきてますね。津和野は5月30日に35.1度の猛暑日を記録しました。そして昨日、中国地方も梅雨入り。樹木にとっては成長するための水をたくわえる季節です。

先月の話になってしまいましたが、5月24(水)~26(金)、長野のビッグサイトで開催された国際ウッドフェア2017に行ってきました。バイオマス先進国オーストリアの企業や日本各地の企業、森林組合、大学、自治体、NPOなど大小様々な規模の団体が参加しており、普段知ることの無い技術や取組みについて、直接お話しを聞いたり道具に触れたりするこができました。

ハスクバーナ・ゼノア(株)と長野県林業大学校の共同ブースではWLC競技のデモがあり、小雨の降るなか大勢のギャラリーが注目。

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(同)空創技研プロペラのドローンコーナーでは操作を体験。

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薪ストーブユーザー必携(?)、薪割り機の展示も。プラウ((株)ホンダウォーク)ブースにて。

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屋内の会場では各団体ブースの展示ほか、セミナーが開催されていました。オーストリアパビリオンの資料はWebサイトにアップロードされていますので、ご興味ある方は是非チェックしてみてください。私が聞いた講演では、木を伐る現場から納入するまで、IoTを利用してリアルタイムにモニタリングしている州の事例があり、システムの発達ぶりに驚きました。他のセミナーによると、日本での所謂IT活用はあまりうまくいってないのかな?という印象でした(もちろん知らないだけで活用してる所もあると思いますが)。重機や道具と同じように、色々な技術があるなかで規模や目的に合わせた取捨選択をしていくことが大切でしょう。今後、自分の山に入ったことがない・興味がない都市在住の所有者が増えるであろう状況では、山の価値をデータで示すツールは施業提案などするうえで有効ではないかなと感じました。ビデオ通話で山の3次元データや映像を共有しながら、「ここに道を入れます」という話をすることも、近い将来実現できそうな光景ですよね。とはいえ、やっぱり実際に手入れをする前後に山に入って歩いて見るのが本来のあり方でしょうし、その方がせっかく持っている山を楽しめるんじゃないかなと思います。ちょっとした散策でも、自分の山であれば人混みが発生することはありませんからね(動物と遭遇する可能性はありますが)。

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(特急ワイドビューしなのの車窓から)

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<タイトル写真> 帰りのお昼に買った駅弁「信州あずみ野物語」。わさび漬けが入っていたので買ってみました。安曇野では酒かすに付けるんですね。津和野でわさび漬けと言うと、醤油につけたものが一般的です。切れ味ある辛味が牛肉と合いました。

(文:いっしー)

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