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つわのホイスコーレに参加して~いけしおちゃんの気付き〜vol.2 いけしおちゃん

〈話し手〉
いけしおちゃん:つわのホイスコーレ2022秋の参加メンバー。高校時代を津和野を過ごす。関西在住の大学生。落語が好き。
〈聞き手〉
ちずちゃん:つわのホイスコーレ言い出しっぺ。日本にフォルケホイスコーレ(のような場所)をつくる活動を通して、日本がより生きやすい社会になったらいいなと思っている。

メンバーとの交流やつわのホイスコーレでできることを、素直な感性そのままに楽しんでいたいけしおちゃん。
そんないけしおちゃんが、気づいたことやその後の変化を語ってくれました。

ご飯ってすごい!

いけしおちゃん(以下、い):
普段は朝とか抜くんですけど、つわのホイスコーレでは3食しっかり食べていて、ご飯って体調に影響を与えるんだなって思いました。ライフスタイルトークで、るーきーさんと一緒だったんですけど、るーきーさんが、人とのつながりでご飯のことを言っていたことが印象に残っています。
(つわのホイスコーレのご飯担当:るーきーの記事はこちら➡https://note.com/tsuwanofolke0611/n/nb824581cd722

“おいしいものを、一番おいしい状態で食べてほしい。”
るーきーのごはんには隅々まで想いが込められている。


 期間中も、テーブルを囲んで一番会話が弾んでいたのが食事の時だったなと思うんですよね。それからご飯の準備をする時って、みんな人のために動いていた気がする。それに憧れました。普段は3人家族だから、食事を一緒にしても、配膳もすぐ終わっちゃうし、ご飯を作ることが大変だと気づいていませんでした。でも、ご飯を作ったり、配膳したりすることは気を配ることなんだなと思ったし、それを自然にできている人たちが素敵だなと思ったんです。

ご飯って、ただ栄養を摂るだけではないんだ。
調理にもお皿の準備にも心配りが隠れている。

 
 これは帰ってからの変化なんですけど、親が遅い日にご飯作っているんです。そんな挑戦をしてみて、親から「楽になった」と言われて嬉しかったです。
 
 るーきーさんの焼きりんごがおいしすぎて、家でも作ったんです。
 家族で揃って紅茶飲んで、焼きりんごを食べて過ごせて。最近ゆっくり話す時間を持てていなかったんですけど、その時に親の仕事の話も聞けました。それが楽しくてご飯作ったら人集まるやん!って、ご飯がツールになって人が集まるんだなって気づきました。

るーきーの焼きりんご。甘い香りが漂ってきそう。


ご飯が人が集まるツールになるということを今まで意識できていなかったけど、自分がご飯を作ってみたら、自分がそういう(人が集まる)場をつくったんだなという気持ちになれるのが、なんか楽しかったです。
 ライフスタイルトークでるーきーさんが言っていた「料理を通して人に認めてもらう」というのが、そんなことあるんかと思っていたけど、ちょっと分かった気がしました。

ご飯は人を集める。人を笑顔にする。

い:
就活がそろそろかなという時期で、つわのホイスコーレの時も結構悩んでいたんですど、いろいろな人の話を聞いて、とりあえずいろいろやってみたいなという気になりました。やってから決めたいなと。就職する前にいろいろやってみたいから、休学しようかなと思っています。食に興味が出たから、観光と農業とあと何か3つくらいインターンできたらなと。3か月くらい。

ウクレレもやってみた!
小さくて、大きな挑戦。

ち:
農業とか観光には今までも興味あったの?

い:
農業は高校の部活で畑はやっていたけど、畑は好きやったわけではなくて、どっちかというと面倒くさいなと思ってて。今まであんまり興味はなかったんですけど、食いいなと思って、それから田舎の土地の問題には元々興味があったから、それと繋げて食と土地、農業も見てみようかなって思っています。いろんな問題と結び付けて見てみようかなという気になったんです。

 田舎の問題?田舎は問題?


他者がいてこそ得られるものと、気持ちの言語化

い:聞いたことのなかった話に衝撃も受けることもあったけど、めっちゃ話し合おうとしていたわけではないのに、いろんな話を日常会話の中で流し聞きができたのは面白かったし、共同生活だからなのかな、と思います。
話に衝撃を受けて、自分が一瞬離脱した時も、違うメンバーが、「どうした?」とか言ってくれる。人数いる分フォローし合っている感じもしました。

一緒に空間にいると何気ない会話も聞こえてくる。
案外深い話に派生することも。

ち:
話に衝撃を受けたけど、それはマイナスの体験ではなかった?

い:そうですね。そういう人もいるんやなと思った。
自分にとってはあくまでも空想の世界と思っていた世界に、現実の人がいるんやって気付いてびっくりした
びっくりしたんだけど、その後ひめさんと話す中で少し整理ができた
混乱やったし衝撃だったけど、違う世界の話だと思っていたことが、近くに問題としてあるって今回知れたのは良かった。いることは忘れてはいけないなと思いました。

カードを手掛かりに、これってどうなんだろうねって、そんなことも話したね。

ち:
衝撃を受けたし混乱もしたけど、そのあと整理できたのもあの場だからこそできたこと?

い:そうですね。言語化の手伝いをしてくれたと思っています。普段人にはあまり言わない話も、この人たちなら大丈夫だろうと思えたから話していました。
元々自分のことを知ってくれていたというのもあるし、共感能力が高いメンバーだなと思ったからです。

この人たちなら、聴いてくれるという安心感。

い:これも尊敬なんですけど、おかゆさんは自分の不調に気付けるのがすごいなっと思ったんですよね。ライフスタイルトークの時に「私ちょっと今、人の話聞けないかも、どうしてだろう」って話してくれたんです。

ライフスタイルトーク。
この場で自分の気持ちに気付いて自分の言葉で伝えられるってすごいなって思った。

あの話(衝撃を受けた話のこと)の場から離れたとき、なんかおかしいなと思ってあの場から離れたんだけど、自分がびっくりしていることが分かっていなくて。しんどくて離れたわけではなかったんです。
なんかおかしいなと思って離れただけだったんですけど、ひめさんたちと話す中で、自分びっくりしたんだ、衝撃を受けたんだということに気付くことができました。
 自分で自分の気持ちに気付けていなかったと分かった分、いまここミーティングとかで、みんなが「自分が今こんな気持ちなんだよ」っていうことに気付いて言語化する語彙を持っているのがすごいなと思いました。

いまここミーティングで、それぞれの“今こんな気持ちなんだよ”を
話して、聴いて、受け止めて、手放して。



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インスタのストーリーでリハ合宿でのご飯を見て参加を決めたいけしおちゃん。めいっぱいつわのホイスコーレを体験してくれてありがとう。

森の中でリラーックス。

最後に、そんないけしおちゃんから、こうしたらいいんじゃない?という提案をいただきました。個人的にこれはすぐにでも取り入れたい気がします!

いけしおちゃん:自分みたいに気持ちに対する言葉を知らない人もいるだろうから、気持ちが書いてあるカードみたいなのがあると助かったかも。
いまここミーティングでそのカードが置いてあったらすごい助かると思う。言葉が出てこなくてもどかしかったし、なんて言っていいかわかんなくて言葉が見つからないーってなっていたから、その助けがあったらもっといいなって思いました!

(文責:ちず)


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