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あなたは毎週「クレジットカード1枚分のプラスチック」を食べていると知っていましたか?


みなさんこんにちは!
風俗スカウトのつーばきです!


「袋はどうされますか?」


レジでこの質問をされるようになってから、およそ1年と9ヶ月が経ちました。


レジ袋が有料化されたから質問されるわけですが、そもそもなぜレジ袋は有料になったのでしょうか?


お客さんとの会話や今後の知識として使えるように、できるだけわかりやすく書くので、知らない方もなんとなく理解している方も最後まで見てもらえたら嬉しいです。



レジ袋はプラスチックでできています。世界ではそのプラスチックにまつわる「プラスチック問題」が深刻になっています。


プラスチック問題は主に以下の3つです。

①「資源が無くなる問題」


プラスチックの原料は石油です。石油は金と同じように採れる量に限りがあるので、このままプラスチックを作り続けると石油が無くなってしまうから問題になっています。

ちなみに、1964年に世界中で作られたプラスチックは150億キログラムでしたが、2015年に作られたプラスチックは3800億キログラムでした。

プラスチックを作る量は50年間で25倍以上に増えたのです。
②「地球温暖化問題」


地球が暖かいのは、地球を覆っている二酸化炭素などが太陽からの熱を閉じ込めてくれているからです。

しかし、二酸化炭素が増えると熱が逃げずに地球が暖かくなりすぎてしまいます。

プラスチックは作る時も廃棄する時も二酸化炭素をたくさん排出するので、地球温暖化の原因の一つになっていると言われています。
③「海を汚している問題」

そこら辺に捨ててあるプラスチックは、何年も何年も時間をかけて風に乗って川に運ばれます。

川に運ばれたプラスチックは海まで流されるのですが、その量は世界全体で毎年80億キログラムにもなるそうです。

だから、このままいくと2050年には海で暮らす魚全体の量より、プラスチックの方が多くなると言われています。


こうした理由から、世界ではプラスチックを削減していこうという動きがあるので、日本も1年9ヶ月前からレジ袋を有料化して「なるべく使わないようにしましょう!」という動きになっているのです。


ちなみに、2018年の日本のプラスチックごみの廃棄量は中国に次ぐ世界第2位で、レジ袋だけでも毎年300億枚も消費されているそうです。


日本はかなりプラスチックに依存しているようです。


ある研究で、ペットボトルのフタを開け閉めする時に削れたプラスチックや、魚や水や空気に含まれるプラスチックを知らないうちに食べているので、私たちは毎週クレジットカード1枚分のプラスチックを食べていることがわかったそうです。


魚にプラスチックが含まれているのは、波などによって削られて小さくなったマイクロプラスチックというものを、魚が食べてしまうからです。

マイクロプラスチック(直径5mm以下の小さなプラスチック)
マイクロプラスチック(直径5mm以下の小さなプラスチック)


人間が作ったプラスチックを魚が食べて、それを人間が食べているんですね。プラスチックは私たちの血液にも混ざってしまっているそうですよ。怖いですよね。


プラスチックにまつわる問題はこの記事で書ききれないほど多いです。それほど多くの問題があるから、箸やスプーンの袋やストローが紙になってレジ袋が有料化されている。ということを知っておくと、お客さんとSDGsの話になった時にも会話についていけるかもです。参考にしてもらえたら嬉しいです。



- おしまい -

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