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スラムダンクが教えてくれた「チームのために才能を生かすことの大切さ」

この記事は Feedforce Group Advent Calendar 2022 の 20 日目の記事です。

昨日は株式会社フィードフォースの人事をされているネコヤナギさんが、「結局どうだった?24万円でオーダーしたキャットタワーのその後」を紹介してくれました。

「キャットタワーに 24 万円」と聞くと「すごい金額だ・・・」と反射的に感じてしまいますが、耐久力が増したことによる経済性だけでなく、何よりもネコヤナギさんと猫ちゃんたちの満足度を知ると、金額だけでは測れない価値をそこに感じました。プライスレス。

私も趣味のバドミントンには金に糸目をつけないタイプで、ピーク時には年間 〇〇 万円ほど使うことも。愛用のガット張り機は 8 万円ほど。

さて、本日は 2022 年 12 月に映画が公開された「スラムダンク」を題材にして、「チームのために才能を生かすことの大切さに」ついて語ってみます。最後までお付き合いください。

※映画のネタバレは無いのでご安心を。ただ、漫画の原作の内容には触れるのと、原作を読んでいない方を置き去りにする部分があるので、あらかじめご了承ください。

名作マンガに囲まれた幼少期

あらためまして、こんにちは。テープス株式会社でマーケティングを担当している つつみ けんいちろう です。

1986 年生まれで、この記事の執筆時点では 36 歳でございます。幼少期はジャンプを中心に名作マンガに囲まれて育ちました。

ドラゴンボール、幽遊白書、ワンピース、ジョジョの奇妙な冒険、ダイの大冒険などなど、同年代の方ならジャンプ最新号の発売・テレビアニメ放映を毎週のように楽しみにしていた方も多いのではないでしょうか?

その中でも個人的に圧倒的にハマった、いやハマり続けているのが「スラムダンク」です。

小学生時代もさることながら、高校時代は受験勉強の追い込みの時期に夜 9 時からアニメの再放送があり、それを励みに勉強をしていたほど。大学受験に合格できたのはスラムダンクのおかげと言っても過言ではありません。

これまでの人生を振り返ると、その後もいろいろな場面で影響を受けていたなぁと、しみじみ感じます。

スラムダンクを読んだことが無い人は、ぜひこの機会に読んでみて欲しいです。私は改めて新装再編版を大人買いしようか迷い中。

スラムダンクが教えてくれたこと

スラムダンクは数々の名言とともに、いくつも大切なことを教えてくれました。例えば・・

  • 最後まで諦めない(諦めたら、そこで試合終了ですよ。 by 安斎先生)

  • 勝っても負けても、本気で取り組み、努力しつづた者だけが得られるものがある(「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる by 堂本監督)

  • チームワーク(オレたちゃ別に仲良しじゃねえしお前らには腹が立ってばかりだ。だが…このチームは……最高だ…… by 赤木剛憲)

出展:スラムダンク

高校時代、弱小・バドミントン部だった私は、ゴリこと赤木剛徳に励まされていました。ゴリは弱小・湘北高校の中で全国制覇を目指して練習をしていましたが、同じ志の部員は小暮のみで、どんどん部員が辞めていくという境遇に立たされます。しかし、その後、流川・桜木・宮城・三井という素晴らしいチームメートと出会い、全国大会出場を果たします。

私が所属していたバドミントン部もお遊びで練習している人が多い環境でした。そんな中、自分は部活以外にもクラブチームの練習に行くなど、本気で練習をしていましたが、周りとの温度差があった影響か、当初 20 人近くいた部員は 7 人ほどに減少。練習には自分 1 人しかいないこともありました。そんな状況でも、1 人で黙々とフットワークなどの練習に取り組めたのは、同じような境遇を乗り越えたゴリが励みになったからです。

その後、大学・社会人では素晴らしいチームメートに恵まれ、社会人では全国大会に出場することもできました。

全国大会は 1 回戦負けでしたが、日本代表もいる中で試合ができたのは、いい思い出。

チームのために自分の才能をどう生かすか

スラムダンクからの学びで最も大きかったのが「チームのために才能を生かすことの大切さ」です。

スラムダンクは当時のマンガとしては珍しく、主人公やそのチームメイトだけでなく、対戦相手の控え選手であっても、キャラクターがしっかりと描かれています。

どういう考え方で、そのポジションを選んだか、どのように努力したかが語られており、「主人公がとにかく強くなり、相手を倒していく」という流れが多かった当時の少年マンガの中では、珍しかったように思えます。

足は遅い、力は無い、というスポーツ・ダメダメ人間だった幼少期の私にとって、考え方次第で活躍の場があるというスラムダンクの物語に、子供ながらに魅力を感じていたような気がします。

自分の才能を生かすための 3 つのポイント

スラムダンクを読んでいると、才能を生かしてチームに貢献している選手が考えている 3 つのポイントあります。

  1. 自分の才能が何であるかを認識する

  2. 適切にその才能を鍛える

  3. 置かれた環境で才能をどう生かすかを考える

海南大付属の神を例として見てみます。神は神奈川 No.1 の高校「海南大付属」にセンターとして入学します。しかし、入学早々に同学年の牧・高砂に吹っ飛ばされて、高頭監督からセンターは無理だと告げられます。

神はその日の練習後からアウトサイドシュートを徹底的に磨き、シューターとしての才能を磨き始めます。

海南大付属という「置かれた環境」での自分を客観視し、きれいなシュートフォームという「才能を認識して」、根気よく練習をすることでシュートの成功率を上げるという「才能の適切な鍛え方」をしていることがわかります。

もしセンターにこだわっていたら、ベンチ入りすらできなかったことでしょう。これは神、本人にとってマイナスですが、「貴重なシューターを失う」というのはチームにとっても大きなマイナスになります。

自分の才能を生かせるかどうかは、自分だけの問題ではなく周囲にも影響する大事な話なのです。

出展:スラムダンク

レギュラーだけがチームじゃない

神の場合は結果的にレギュラーを勝ち取りますが、スラムダンクの中にはレギュラーではないものの、チームに貢献する個性豊かなメンバーがたくさん登場します。レギュラーになれないから腐るのではなく、チームのためにどう貢献するかを考える姿は、心を揺さぶられます。

<個性豊かなメンバーの例>

  • 海南のユニフォームをとった男・宮益(海南)

  • ディフェンスに定評がある池上(綾南)

  • スタミナのある植草(綾南)

  • 我慢の男・一ノ倉(山王)

個人的に好きなスッポン D を得意とする一ノ倉。最強・山王工業のレギュラーではないが、守備のスペシャリストとして活躍(出展:スラムダンク)

私自身を振り返ると、社会人のバドミントンチームでレギュラーだったのは 20 代後半まで。30 代に入り体力の衰えとともにレギュラーを退きました。しかし、相手の癖を見抜く力がチームで一番だったので、その後も試合に出ずとも、コーチング席でレギュラーのみんなにアドバイスを送るようにしていました。チームと自分の状況を照らし合わせ、貢献できることを見つけられたのも、スラムダンクのお陰なような気がします。

会社における自分を振り返る

ここまでスポーツの話でぶっちぎってきましたが「チームのために才能を生かす」というのは、仕事においても大切なことだと思います。

特に、仕事においては社内外でさまざまな組み合わせのチームで動くことも多いため、チームごとに自分がどう貢献できるかを考えることは、自分にとってもチームにとっても非常にプラスに感じています。

今年の自分を振り返ってみると、もともとブログなどのライティングに多くの時間を使っていましたが、実はそんなに得意ではありませんでした。運よくライティングが得意なメンバーがチームに加わってくれたため、そのメンバーにライティングはお任せし、自分は開発など別の分野の仕事や必要な知識の習得に時間を割けています。

というのは、パッと思いついた良い例ですが、うまくいっていないこともあるので、しっかり年末年始に振り返るつもりです。

最後に宣伝

ここまで、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

「言っていることはわかるけど、自分にはどんな才能があるのか、そもそもわからない」という方も多いと思います。海南大の神にとっての高頭監督のように、自身の才能に気づかせてくれる周囲の存在は非常に貴重ですよね。

ビジネスに置いては、ストレングスファインダーという強み診断のアセスメントがあり、実は私は認定コーチの資格を持っています。FFG の方なら無料でコーチングするので、お気軽にご連絡ください。(割引コードもあるので、これから受ける方はお知らせください!)

明日はアドベントカレンダーの 21 日目です。Ai Nakagawa さんが「ソーシャルPLUSに入社して本日3ヶ月が経過しました(仮)」と題して、記事を書いて下さるそうです。

私は転職を何度もしている人間で、3 ヶ月目くらいに気疲れがドッと出るタイプだったので、Ai Nakagawa さんも年末年始はしっかりお休みしていただきたいなと勝手に思っております。

では、みなさま良いお年を!

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